大福屋/はてしない物語

この記事は約3分で読めます。

大福屋

成満堂 026-235-5477
Google マップ

大福屋
長野市岩石町222-1

はてしない物語

はてしない物語 [ ミヒャエル・エンデ ]

価格:3,146円
(2022/9/7 17:54時点)
感想(43件)


📙📙📙📙📙

「はてしない物語」

ミヒャエル・エンデ 1979

・・・・・
[ 屋本古 ]
ーダンアレコ・トーランコ・ルーカ
こんな字が、ある小さい店のドアのガラスに書かれていた。といっても、うす暗い店の中からそのガラスごしに表の通りを眺めるとき、そう見えるのだったが。
・・・・・
📙📙📙📙📙


🖋・・・・・素敵なインテリア、メニュー、マガジンのあるカフェで過ごす時間は幸福です。また、それとは別に「本」に囲まれてコーヒーをいただく休日も良いものです。

【大福屋さん】 ブラジル 深煎り 400円
本の空気とストーブの暖かさ付き

📙📙📙📙📙
・・・・・
臆病な少年バスチアンが、いじめられっ子に追いかけられて飛び込んだコレアンダー氏の古書店で『はてしない物語』というタイトルのあかがね色の本と出会う。バスチアンは黙って本を持ち出して、授業が始まっている学校の屋根裏で読み始める。本の中の世界「ファンタージエン国」は正体不明の「虚無」に侵され滅亡間近であった。ファンタージエン国の王女「幼ごころの君」が命運を託すのは、勇者アトレーユ。幼ごころの君のしるし「アウリン」を首にかけ、アトレーユは国を救う旅に出る。
・・・・・
📙📙📙📙📙

🖋・・・・・「行きて帰りし」のモチーフを使った物語は、大好きなジャンルです。どこかにある遥かな異国、西洋的・東洋的、または混ざり合った特性。
物質主義的、唯物論的な世界もあれば、調和に満ちた世界もある。絶対的な規制から逃避をしてもよい。
ですが、どの世界にも「暗黙の了解」が存在しているように思う。不思議の国であろうと、鏡の国であろうとも、「ストーリー」は存在する。現実的空間でも想像的空間でも「沈黙(間)」が必要なのです。
・・・・・
夢見る能力が必要なのに。
容易に、我儘に、欲のままに、「ストーリー」を歪曲すれば、その瞬間に、素敵な物語世界は崩壊してしまう。

📙📙📙📙📙
・・・・・
「絶対にファンタージエンにいけない人間もいる。」
コレアンダー氏はいった。
「いけるけれども、そのまま向こうにいきっきりになってしまう人間もいる。それから、ファンタージエンにいって、またもどってくるものもいくらかいるんだな、きみのようにね。そして、そういう人たちが、両方の世界を健やかにするんだ。」
・・・・・
📙📙📙📙📙


🖋・・・・・隠れ家のようなお店です。
お昼は暖簾が変わりトンカツ屋さん。
(ファンタージエンの入り口だったりして。)
コーヒーが美味しい☕️。
色々な事を考えて、考え過ぎて、クタクタの毎日が続きますが、頑張っております。(ほんとうに本の世界に入りたい。)外は寒いけど、いい天気です。


📙📙📙📙📙
・・・・・
コレアンダー氏の期待はたがわなかった。
けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。
・・・・・
📙📙📙📙📙

画像

コメント

タイトルとURLをコピーしました