【カフェ&雑貨 志庵】/『飴だま』(新美南吉)

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☕️【カフェ&雑貨 志庵】

☕️【カフェ&雑貨 志庵】

長野市南千歳1-17-2 マヤビル2階

本日のガレット

🫓てりやきチキンとねぎ

🍓いちごパフェ

🍺ビール赤星

夜は【岩田のそば屋】という居酒屋さん。

昼は【志庵】のカフェ。昼間の時間と場所をお借りしている「ヤドカリさんcafe」です。

営業時間は11時〜16時。定休日は日曜日と月曜日、祝日など。(Instagram要チェック)。

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ずっと前からあるビル。飲食店の看板が並びます。夜の空気を感じるところ。昔々、長野に新幹線がくる前、あるカフェの閉店パーティーの二次会で訪れたことがある。懐かしい。

この志庵さんへ向かう階段もドアも、何か懐かしいものを感じます。昭和ほど昔ではなくて平成の空気。職場の仲間や上司に連れられて訪れる「大人」の世界への仲間入り。不安ながらも大人になっていく。お酒は色々なことを教えてくれる。時間の過ごし方だけではなく、人間模様も。・・・優しい人だと思っていた人が怖い人だったり、その逆も然り。

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ランチタイムから大きくずれた時間になってしまいましたが、美味しいものを色々と用意してくださいました。ありがたいです。ここは夜は違うお店。カウンターの向こうに常連さんのお酒のボトルが並んでいます。初訪問だったのですが、カウンター越しにオーナーさんと一時間近くずっと喋っていました。オーナーさんは夜のお姉さんではなく、カフェと雑貨を愛する普通の主婦の方。スイーツや雑貨、ハンドクラフト、カフェの話、と話題はつきませんでした。オープンまで色々なかたの助言をいただいたという話。その中でお姉さんの存在は大きかったという。どんなお姉さんなんだろう。

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オーナーさんのお姉さんもお店をされています。【スナック優羽】さん。訪れたことはないけれど空想する。(夜の)お姉さんとのお喋りは、きっと一時間じゃすまないな。常連さんがたくさんいそう。【スナック優羽】さんは同じビル内にあります。姉妹それぞれで飲食店のオーナーって、考えるだけで素敵な空気感に包まれます。仲良く育ってきたからなのかな、お母さんがいい人だったのかな、なんて勝手な空想が膨らみます。

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🍬『飴だま』(新美南吉)

🍬『飴だま』(新美南吉)

あるのどかな春の日。

ふたりの女の子を連れた母親が渡し舟に乗りました。

舟には怖い顔をしたおさむらいさんが乗り合わせ、そして居眠りを始めました。

しばらくすると、こどもたちが、母親が包みから取り出した、たったひとつの【あめだま】をめぐって、うるさくせがみ出しました。母親は、おさむらいさんを気遣って、気が気ではありません。するとそのとき、目覚めたおさむらいさんが、きらりと刀を抜きました。母親は、青くなって覚悟を決めたのでした。

ところが。

おさむらいさんは、母親から【あめだま】を受け取ると。

舟のふちでポチンと力で割って返したかと思うと、再び眠りについたのでした。

新美南吉

1913〜1943

新美南吉童話作品集より

著作権の保護期間が終了しており青空文庫で読めます。

とても短いおはなしです。

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想うこと

🍬✨🍓✨🍬

美味しく楽しく。時を過ごしてビルの外に出る。

ずっと昔にここを訪れたことを思い出す。

あのとき、最後にエレベーターに乗り込んだ僕は、

仲間に言われて最上階のボタンを押した。

通りを振り返ってビルを見上げたら4F建て。

その4Fが【スナック優羽】さんだった。

🍬✨🍓✨🍬👠✨

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