☕️【喫茶ランプ】
☕️【喫茶ランプ】
長野市戸隠3531-1
☕️ブレンドコーヒー
🍰あん生ショート
🍛印度カレーライス
戸隠神社中社の近くにある喫茶店。「詩と絵本のお店」です。室内の心地よい落ち着きは、オーナーさん夫妻の年齢をも映し出しているようです。そして、交流があり朗読会も開かれたという「谷川俊太郎」さんの世界も垣間見ることができます。著書、原稿、お写真、などが飾られています。
暖炉のそばで数ある本に囲まれて「戸隠竹細工ドリッパー」で淹れたコーヒーをいただく。窓の外には雪。ひとりきりで暖かい空間。良い時間です。オーナー夫妻さんだけでなく、谷川俊太郎さん、また、数ある作家さん達に見守られているような錯覚。ずっとずっと。長居をしてしまいました。
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📗『わらべうた』
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📗『わらべうた』
谷川俊太郎 1985
🔖「したもじり」
なげなわのわもわなげのわもあわのわのわ
こがもまごまごまごがももまごまご
おやおややおやのややのおやはおおやか
谷川 俊太郎(1931年(昭和6年)12月15日 – )は、詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家。代表作「二十億光年の孤独」(1952)、「世間知ラズ」(1993)など。翻訳の分野では「スイミー」(レオ・レオニ)、「ピーナッツ」、「マザー・グースのうた」など。手塚治虫アニメ「鉄腕アトム」主題歌の作詞者。
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谷川俊太郎さんの詩に触れると、「詩」とは声に出して読むものだな、と思います。黙っている活字の向こうに、自身の声ながらも、作者の声が聞こえてきます。
日本には「万葉集」「古今和歌集」などのアンソロジー(詩華集)があり、「詩」は大勢で愉しむものでした。歌合せ、連句、百人一首など。詩に触れ、人が集まり詩を作り、紙に書いて見せ合うだけではなくて、合作をしたり、感想を言い合ったり、贈り合ったりと楽しんでいました。・・・今も僕達の心に染み付いていると思うのです。谷川俊太郎さんは声に出して読まれる事を望んでいます。とてもよくわかる。不思議な言葉とそのリズム。「わらべうた」は子供達のための詩。言葉と声を使って遊ぶことができる。子供が大きくなって大人になっても「心」は豊かでいられる。
🖌️・・・そして。
鎌倉時代にも同じような作品を生み出した人がいる。
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あかあかやあかあかあかやあかあかや
あかあかあかやあかあかや月
📕「明恵上人歌集」より
・・・明恵上人 1173-1232
「あか」は「明か」で、語源は赤と同じ。月と完全一体の心を赤裸に表そうと極めた結果、このような表現方法になったものと思われる。明恵上人が再興したお寺が「高山寺」。高山寺は京都府右京区にある古刹。創建は奈良時代に遡るともいわれ、その後、神護寺の別院であったものが、建永元年(1206)、明恵上人が後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興した。高山寺を代表する宝物が「鳥獣人物戯画」である。
🖌️・・・そして。
鳥獣人物戯画に影響を受けた漫画家「手塚治虫」。
📘NHK日曜美術館「私と鳥獣戯画 手塚治虫」(1982年放送)。手塚治虫は放送で、『鳥獣人物戯画』は漫画やアニメの元祖で、漫画の三要素である「省略と誇張と変形」を見て取れる、と解説をしていました。
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想うこと
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僕は、この世界で、現在と過去を行き来し、先人や神と語り合っていたんだ、と信じている人がいます。「世阿弥」です。
「谷川俊太郎」さんも、いいお歳になられているから、そろそろ世阿弥のように、先人達と語り合う術を得られていないかな。空想する。明恵上人と手塚治虫と谷川俊太郎。三人の座談会を、彼らの「声」を聴いてみたい。きっと叶うと思う。
ここは神々が住まう聖地「戸隠」・・・。
「喫茶ランプ」でコーヒーを飲みながら。
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