cafeで読み物

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🥪【ミナサンド】
🏔️『まっててごらん』
想うこと
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🥪【ミナサンド】

キッチンカーでサンドイッチの販売をされている「mina_sand」。中野市の「bistro_Kuu」さんのキッチンカーです。奥様が「サンドイッチ販売のオーナーさん」ですね。「bistro_Kuu」さんがランチ営業をされていた時にふらっと訪れていました。旦那様は調理されていて挨拶くらい。僕は奥様とずっとお喋りしてランチタイムを過ごしていました。いつか夜にと思っていたのですが、機会がないままでした。こうして久し振りにお会いできて嬉しかったです。強い風も、なんてことはない、とはいいつつ、テイクアウト。

🥪ローストポークのサンドイッチ

🥪たまごのサンドイッチ

どちらも大好きです。美味しくいただきました。サンドイッチは昔から好き。たまごのサンドイッチには癒されます。ローストポークのサンドイッチは、とびきり美味しかったです。マスタードとスパイスがきいたローストポーク。サンドイッチでいただけるのは嬉しい。パンもトマトも美味しい。サンドイッチは、いいものがみんな詰まっている。

どこか、菜の花のある公園、りんごの花が見えるところで、と車を走らせていたのですが、そのまま長野市まで来てしまい、デスクの上でいただくことになりました。まだまだ忙しい。せっかくの美味しいサンドイッチ。映えない写真でごめんなさい。またいつか。

⭐️

「会えなくなった」人たちに「会える」ことができると嬉しい。

それが街ではなくて、自然を感じるところなら、なおさら。

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🏔️『まっててごらん』

🏔️『まっててごらん』

作詞 – 岸田衿子 / 作曲 – 渡辺岳夫

🎼

もしも小さな小屋の戸があいたら

待っててごらん

ほらあのこがかけて来る

二匹の子山羊といっしょに

すきとおったひざしの中を

もしも小さな足音が聞こえたら

待っててごらん

ほらあのこがかけてくる

『アルプスの少女ハイジ』1974年のテレビアニメ(全52話)のエンディング曲。

「岸田衿子」（1929〜2011）

東京生まれ。劇作家岸田国士の長女。妹は女優の岸田今日子。元夫は谷川俊太郎、田村隆一。東京芸術大学油絵科卒。画家を志すも肺部疾患の療養を機に作家になる。『櫂」同人。群馬県浅間山麓に居を構えていました。大人向けの文章を書くことはほとんどなく、20代から一貫して幼児向けの絵本、またその翻訳や詩作等を中心とした活動を行っていました。「アルプスの少女ハイジ」のオープニング「おしえて」とこの「まっててごらん」の歌詞を眺めていると、ハイジのキャラクターと相まる「天真爛漫」「純粋」なものを感じます。ハイジの心を、そしてその清い心を与える、自然の優しさを織り込めているようです。

父親の「岸田國士」は昭和6年（1931）、北軽井沢の法政大学村に農家風の山荘を建て、以後夏を過ごしています。浅間山麓の自然を愛し山羊や緬羊を飼うなどをしていました。もしかしたら。そこで過ごした経験がこの歌詞に大きく影響を及ぼしているのかも、と思います。

「アルプスの少女ハイジ」。アニメを観ていた時は気が付かないこと、それが、最近みえてくる。おんじ、クララ、ゼーゼマン、ペーター、お医者様といった登場人物のほとんどが家族を失うという体験をしています。・・・(ハイジに至っては両親)・・・その喪失の痛みは原作ではキリスト教の信仰によって癒されています。アニメでは、あえて宗教的なものを排除して作成され、それぞれ登場人物の喪失からくる「心の痛み」、「心の病」は自然によって癒されます。

岸田衿子の父親、岸田國士は、1954年、演出で携わっていた文学座の「どん底」の舞台稽古の際に脳卒中で倒れ、翌日没しました。死の寸前、次女の岸田今日子に「死ぬ前にはこうなるものさ。ル力のせりふにあるじゃないか。死ぬ前にはこうなるものさ。」と軽い調子で言ったといいます。

岸田衿子さんはアニメ「フランダースの犬」の作詞もされています。この物語の結末は、よく知られていますよね。このオープニングとエンディングの歌詞、実は両方とも言葉が『過去形』になっているのです。きっと意味を込めたのだろうと僕は思っています。ならば、ハイジも。二番の歌詞もきっと意味を込めている。

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もしも遠くでこだまが答えたら

待っててごらん

ほらあのこが呼んでいる

エーデルワイスの花輪を

青い空へ投げあげながら

もしも遠くでこだまが答えたら

待っててごらん

ほらあのこも歌ってる

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