【vrac market】
🥗【vrac market】
バラックマーケット
バラック食堂は(水)(木)
長野県上水内郡信濃町2470-32
健康で安心な無農薬の採れたて有機野菜と環境に考慮した日用品がならんでいます。そのお店が、水木のみバラック食堂としてランチ営業。料理家の室田万央理さんのレシピ料理をいただくことができます。ベジタリアンプレートランチ。食材はもちろん「vrac market」のもので揃うもの。とても美味しい。折々の季節に、みんなが食べている野菜プラス調味料。そして調理方法も想像できるほどにシンプル。ですが、食すると大きく違うことに驚きます。料理家さんって凄いと改めて思います。僕らがいつも食する料理は、慣れ親しんだ味わいで、個でありながら家族や地域の全でもあるもの。テレビやレシピ本からの情報があっても、当たり前で安心感のある世界からは抜けられないものです。室田万央理さんはパリで料理家として過ごされたという。美味しく食べて栄養をとりたいという気持ちは同じでも、パリでは、なにか食に対する姿勢が違っているのかな？「差」の秘密を見つけたい。
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「一度に二つのことをすれば、どちらもしくじることになる。」
ププリリウス・シュルス(古代ローマの喜劇作家)
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バランスのとれた食材の組み合わせが、美味しい料理を生み出す。料理における「工夫」である。そこへまず最初に「時間」を合わせてみる。味わって食べてみようという気持ちになる。もっと食事を大切にしようと心掛ける。意識が高くなり、食に対する姿勢は健全になる。体に良い食事を求める生活になっていく。こうなると人は欲張らないのだ。常に節度のある食事になる。一気に食べてしまうのは勿体ないと思うようになり、さらに目で味わいながら、心がこめられた料理をゆっくりといただき、BGMに耳を傾け始め、この空間で過ごす幸福を思う・・・。僕達に足りないものは「時間」で、パリにあるものは「過ごし方」なのだろうか。ならパリはいつの時代も幸せなところなのか。
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『LE CALMANT』
 | 価格:9656円 |
📜『LE CALMANT』
Marie Laurencin
Plus qu’ennuyée Triste.
Plus que triste Malheureuse.
Plus que malheureuse Souffrante.
Plus que souffrante Abandonnée.
Plus qu’abandonnée Seule au monde.
Plus que seule au monde Exilée.
Plus qu’exilée Morte.
Plus que morte Oubliée.
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マリーローランサン
Marie Laurencin
1883〜1956
19世紀末から20世紀半ばにかけてパリを 中心に活躍した画家で、淡いパステル調の作品で知られています。人気のある画家として有名ですが「詩」も残しています。マリーローランサンは絵画で成功し華やかなパリの生活を送りますが、1914年に第1次世界大戦がはじまると、ドイツ人男性との婚姻関係を理由にフランス を追われ、以降1921年までスペインでの亡命生活を余儀なくされます。ある日、自由を失っているマリーローランサンに知らせが届きます。かつて愛し合った恋人が結婚したこと、そしてその彼が結婚から僅か半年、スペイン風邪で亡くなってしまったこと。彼女は、悲痛な思いを詩に書き留めていくのでした。
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「狂乱 の時代」と呼ばれる1920年代、パリへ戻ったローランサンは上流階級の女性たちを描く肖像画家として 人気を獲得します。また、バレエの舞台装飾などの仕事も行っています。この頃からローランサンの 作風は時代を反映するように華やかさを増していきました。
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想うこと
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名月や 膳に這よる 子があらば
名月を とってくれろと 泣く子かな
(小林一茶)
人が人である限り、みな同じ。世界中のどこにいても。人は忙しい毎日を過ごし、辛いことにずっと耐えている。街へ出て、買い物をして、旅行に行って・・・、気が晴れたようでも、楽しい時間は束の間で、すぐにまた元の日常に戻らなくてはならない。自分の心の持ち方次第、とはいうものの、ストレスの多い毎日で心が満ち足りることはない。
だったら。毎日の暮らしに、ささやかな喜びを見つける工夫をしよう。
シンプルなものから満足感を得て、感謝の気持ちでいっぱいにしよう。
今日は中秋の名月。月の美しく満たされた姿を見て、自分に例えよう。
vrac market
室田万央理さん
ここでいただけるランチプレートには、
・・・「かけがえのない時間」・・・
がプラスされているのかもしれない。
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