【R-DEPOT】/『トゥーレの王さま』

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☕️【R-DEPOT】

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☕️【R-DEPOT】

長野県長野市南長野西後町610-12

移住創業:まちづかいの拠点

オフィス・コワーキングスペース

一階が古道具とカフェのスペースになっています。

☕️コーヒー

🧀チーズケーキ

天気がいい日。会社を抜け出してリラックス。色々なことがある毎日。短い時間でも、このような場所でなら、考えごとや想うことがまとまり、良い方法へ向かうものです。

のんびりとホットコーヒー。チーズケーキの甘さと冷たさがちょうどいい。

おひとりさまなのでカウンター。席が空いていたらどこでも座ってよいそうです。味わい深いソファに座り、古い道具や日用品に囲まれて、想いに耽るのも良い時間の過ごし方なのかもしれません。僕は古道具屋さんに入ると探すものがある。そのうちのひとつ・・・失われたという黄金色の盃はあるかな?

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📓『トゥーレの王さま』

📓『トゥーレの王さま』

ゲーテ

(戯曲『ファウスト』に含まれる詩)

むかしトゥーレに

王さまがありました

黄金色した盃を一つ

お妃さまから

もらいました

お妃ご臨終の床でのことでした

その盃を王さまはこよなく愛し

宴ではいつもそれで飲みました

王さまの目は涙であふれました

その盃で飲むたびのことでした

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ファウストに言い寄られたグレートヒェン。ピシャリと誘いをはねつけたものの、自宅に戻ってからファウストのことが気になり、自室で着替えながら口ずさむ歌。『ファウスト』はゲーテが生涯かけて完成させた作品だが、この詩「トゥーレの王さま」自体は1774年、ゲーテ25歳の年に成立したといわれている。歌曲の世界ではシューベルト作曲(1816)が名高い。

悪魔メフィストはファウストに、死後の魂の服従を交換条件に、現世で人生のあらゆる快楽や悲哀を体験させるという契約を交わす。グレートヒェンは素朴なつつましい街娘であったが、ファウストを愛したせいで母親と兄を死なせ、子殺しの罪まで犯し、悲劇的な最期を遂げることになる。

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最後の命の炎を飲み

それから聖なる盃を大海原に

投げいれました

王さまは盃が沈んでいくのを見送りました

その目は沈んでいきまして

もう一滴も飲みませんでした

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想うこと

☕️✨☕️✨☕️

「人の心」はそれほど美しくはできていない。誰かに嫉妬やコンプレックスを抱いたり、独りよがりの優越感を覚えたり・・・。

🥀(メフィストの誘惑に落ちる)

📎

「マイクロアグレッション」という精神医学用語があります。アメリカの精神医学者であるチェスター・ピアスによって提唱された定義。無意識の心に宿る偏見、思い込みが言動や態度に表れ、不愉快なメッセージとして伝わり、意図せず誰かを傷つけてしまうことをいいます。

無意識から不穏な何かが出てこようとした時、誰かを傷つけてしまわないかと、止めることができるのも「人の心」。

🌹(グレートヒェンの天上での祈り)

・・・だと思うのです。

🐈

黄金色の杯を見つけることはできなかったけれど、興味深いものは色々ありました。人間界の落とし物?冥府からの贈り物?(様々な話が投稿できそう、でもそれはまたいつか)

そして「洋」のものに囲まれて、ふっと「招き猫」があったりする不思議なところ。

「招き猫」はずっと先を見つめています。泣き顔や怒り顔の「招き猫」は見たことがありません。人間界は辛く苦しいことばかりなのに・・・。「招き猫」は招くことのほかに、なにか祈っているのでしょうか。

R-DEPOT さんにて。

☕️✨☕️✨☕️

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