序
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何よりもふだんの緊張から
自由になっていることが
わたしをわたしから引き離して
その状態でいることが
とてもうれしいような
気持ちにさせるのだった。
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☕️【cafe barbara】
☕️【cafe barbara】
長野市長野142
賑やかな善光寺参道から横道に外れてカフェバーバラさんへ。
🥃ジントニック
🍚焼売定食
お店がすっと空いた時間帯。のんびりと、また、店主さんと取り止めもない色々な話で盛り上がったり。そんな自分の時間を過ごしていました。美味しいものを自分が得た時間の中でゆっくりといただく幸福感。いつも有難うございます。開け放しの入り口と道路スレスレに思えるカウンター。カフェバーバラさんでは、お酒のチカラだけではない気持ちの良さが見つかります。お酒は幸せを演出してくれるもの。でも、ジントニックをぐっとあおったからといって、すぐにはハイにはならない。幸福感は、お店の雰囲気があってこそ。
・・・そう言いながらも、やっぱり、暑い昼間のお酒は楽しいですよね。
「うつむかなくなる。そしてどことなく、愉快な気持ちがしてくる。」
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📕【すべて真夜中の恋人たち】
📕【すべて真夜中の恋人たち】
川上未映子 2011
ひたすらに受け身で、かぎりなく引っ込み思案のまま34歳になった、フリー校閲者「入江冬子」。校閲の仕事を通じて出会った、同郷で同い年でありながらまるで正反対のスタイルで人生を闊歩している「石川聖」に感化され、お酒に馴染みはじめる。ビール、そして日本酒。酪酊の鎧をまとえば、
「うつむかなくなる。そしてどことなく、愉快な気持ちがしてくる。」
酔いが心を大きくさせてくれる。そのうち、冬子さんは日本酒を「魔法瓶」詰めてトートバッグにしのばせる。まるでお守りのように。
冬子さんの酒量は増えていき、コンビニでカップ酒を買っていたのが、一升瓶になり、パック酒をセットでネット通販するようになる。銘柄による味の差異などは特段語られないし、燗をつけたり、酒器をあれこれ試したりする、日本酒ならではの楽しみからは遠いところに冬子さんはいる。
冬子さんは、ある日カルチャーセンターで初老の男性と知り合う。高校の物理教師という、その男性の「今度は、光の話をしましょう」という言葉に惹かれ、冬子は彼がときを過ごす喫茶店へ向かうようになる。少しずつ、ふたりの距離は縮まってゆく。
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想うこと
🍸🥃🍶🍷🍺🍹
僕は「おひとりさま」でお酒を飲むのが好きです。カウンターには、誰かがいる。向かいには店主さん、並びには常連さん、新顔さん。いつもいつも「いいこと」が生まれる不思議。ひとりきりになったとしても、内なる自分とずっと喋っていられる。
「おひとりさま女子」にも度々お会いします。女子はどういう心持ちなのだろう。「冬子さん」なのかな?いつか聞いてみよう。
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「今度は、光の話をしましょう」
🍸🥃🍶🍷🍺🍹
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