【EN BAKERY 39!】/『がんこちゃんエピソード0』

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🥖【EN BAKERY 39!】

🥖【EN BAKERY 39!】

長野県上水内郡信濃町野尻257-1 

4/30 小雨が降る信濃町です。パン屋さんに立ち寄りました。こちらイートインがあるので、のんびり過ごすことができます。野尻湖のほとり、かつてのバス停留所の跡地です。

🥪厚切りベーコンのシーザーサラダ

🥐クロワッサン

🍋レモネード

今日は寒いので、古い建物の待合室でイートイン。固めのパンが食べ応えを演出してくれます。小さなパン屋さんですが、見た目だけではなくて、味のクオリティも高い。どれも美味しい。フルコンプリートをしたくなる。いい場所にいいパン屋さんがあって嬉しく思います。味わいのある椅子、閉まりきらないドア、鉄枠のガラス窓・・・、どれも皆懐かしい感じがします。バス乗車に「回数券」があった時代があるという。それが物語のキーとなる児童文学があります。

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『星に帰った少女』1977

末吉暁子

十二歳の誕生日、マミ子はママからちょっと古びたコートをもらった。ある日、塾に行く途中でコートに入っていたバスの回数券を間違えて使ってしまったマミ子は、不思議な街に降り立ってしまう。そこでマミ子は、自分と同じように複雑な家庭の事情を抱えた少女と出会う。

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ここまで。(以前、書きました。「星に帰った少女 soranitikaiiro」で検索できますので、もしよろしければ覗いてみてください。)この作者「末吉暁子さん」が原案の児童番組があります。「ざわざわ森のがんこちゃん」。この主人公のがんこちゃんは「パン」が好き。岩石パン、ごつごつパン、サボテンパン。美味しそうだけど、僕ら人間には無理かな。なぜなら・・・がんこちゃんは「過酷な環境に適応すべく遺伝子改造を施されている」生き物だから。

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🦖『がんこちゃんエピソード0』

🦖『がんこちゃんエピソード0』

〜ざわざわ森とさばくのひみつ〜

2016年12月31日、がんこちゃん20周年を記念した特別番組がEテレで同日17:00 – 17:30に放送されました。

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「ざわざわ森のがんこちゃん」原案:末吉暁子

1996からNHK(教育~Eテレ)で放送されている教育番組・人形劇。物語の舞台は、人類滅亡後の地球。地表は砂漠になりましたが、一部の地域では自然が復活しつつあり、人類によって遺伝子改良を加えられ高度な知能を持って生まれ変わった動物達の子孫が楽しく暮らしていました。「新世代恐竜」の子ども・がんこちゃんは、小学一年生の女の子です。都会から自然の残る「ざわざわ森」に引っ越してきました。

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「人類は何故滅んだのか」が描写されるのが、この「エピソード0」です。人類滅亡前にタイムスリップしたがんこちゃんはシン、スイという人間の兄妹に出会い仲良くなります。二人の父親は地球に残る水場を探す旅に出ています。過去の地球の不思議な話でありながらも、人類滅亡の理由や地球を覆う「砂」の正体、などと、これまで断片的に語られてきた、がんこちゃんの世界の謎の一端が明かされるという内容です。

シンとスイの父親は「水場(カッパさんの池)」を発見しますが、ある理由で二度と帰ってこれなくなります。シンも、いつのまにかいなくなってしまう。タイムスリップのリミットが来た為、スイに別れを告げ、元の世界に戻るがんこちゃん。「また会えるかなぁ」と呟くがんこちゃんの足元を砂漠の砂がサラサラと流れてゆきます。

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想うこと

🦕🦖🦣🏄🏻‍♂️

のんびりと、そして寂しく想うこと。

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「ざわざわ森のがんこちゃん」の世界設定。

砂さばくに囲まれたざわざわ森は、ドーナツ沼のまんなかにある小学校と、そのまわりにわずかにのこった水辺の生きものがすむ森。砂ばくには、人間の科学の力によってよみがえった恐竜たちが、人間の残した便利なくらしにたよってくらす町がある。砂ばくのむこうには、ドンドコ山という火山があり、今もときおり、火をふく。ドンドコ山には温泉がわき、冬は、スキー場にもなる。そのふもとにも村がある。ペンションやレストランもある。

(・・・野尻湖、信濃町と被っていませんか?)

🦣

野尻湖近辺には遥か昔から人類が住んでいました。湖底からは石器やナウマンゾウの化石が発掘されています。人類は後期旧石器時代初頭、またはそれ以前(40000年前)から住んでいた可能性が指摘されています。(黒姫山が火を吹いていた頃?)。

僕らがいる現代。賑わいは年々小さくなっていると感じます。湖畔にある信濃町立野尻湖小学校は、2004年に創立100周年を迎えましたが、児童数が少ないため、2012年閉校しました。もし今も子供達がたくさんいたらと思います。親子揃って、子供同士で連れ立って、パン屋さんに並んでいただろうに。そういえば、この待合室の椅子・・・。

厳しいながらも美しい自然に囲まれた信濃町。この先、人類と地球がどのような形になろうとも、自然の風景は変わらないように思います。

そこへ、「不思議のバスの回数券」でいくことはできないかな。ずっとそのバスを待っていたい。

🦕🦖🦣🏄🏻‍♂️

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