【Fantasia Books & Gallery】/【黒姫童話館】/『にじいろのさかな』

この記事は約4分で読めます。

📕【Fantasia Books & Gallery】

📕【Fantasia Books & Gallery】

長野県上水内郡信濃町野尻261−2

嬉しいミスがこんな機会を生んでくださって。

「Fantasia Books & Gallery」さんへ再訪しました。グリーンシーズン最後の金曜日。少し冷えた野尻湖。もう少しで雨が来る。Galleryに入る。挨拶は小声でそっと。オーナーさんの背中で揺られているお子様がウトウトと微睡んでいる。前回と同様に美味しいコーヒーとチョコレートケーキ。こちらも甘い世界につられて眠くなる。お話も小声でそっと。でもたくさんお喋りが出来たよう。あたたかい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。

小さな運命を「タイミング」という。

このGalleryに僕と同じようにふらりと訪れた方がいらっしゃいまして。コーヒーをいただきながら、僕は女性同士のお話に聴き入って、時には気持ちを述べさせていただいたりしました。でも教えていただいたことの方が大きい。会話の中にも「タイミング」がある。やっぱりそれも「小さな運命」だ。不思議で良いことが起きる。

背中で眠りに入ったお子様にも、きっと不思議なことが起きている。夢の中で絵本でも読んでいるのだろうか。この子が初めて手にする絵本は何になるのだろう。ママの本かな?

📗【黒姫童話館】

📗【黒姫童話館】

長野県上水内郡信濃町野尻3807−30

ひとりぼっちでしたので、休館日に入り込んだような気分。もう長く通っているから館内展示の、どこにどの資料があるか、熟知している。変わらないものもわかる。ですが、訪れるたびに、見えてくるものがある。小さなメモ、スケッチ。写真に写り込んでいる風景・・・。

見えて・・・、見えて・・・?

館内のショップで、子供に買ってあげた絵本があった。まだ、大事にとっている。

・・・

📘『にじいろのさかな』

にじいろのさかな (にじいろのさかなブック 世界の絵本(新)) [ マーカス・フィスター ]

価格:1980円
(2023/10/23 21:54時点)
感想(64件)

📘『にじいろのさかな』 1995

マーカス・フィスター 作

谷川俊太郎 訳

ぼくはこんなにきれいなのに、どうしてだれにもすきになってもらえないんだ?
にじいろにかがやくうろこをもった、世界でいちばん美しいさかなは、ひとりぼっちでさみしいさかな。

🖌️

世界中を探しても、自分がいちばんかがやいている。

注目を浴びて声をかけられても、返事もしない。その必要もない。

自分のかがやきをみて、すてきだといってくれるものにも冷たい。

かがやきは分けられない。かがやきが減ってしまう。失ってしまう。

世界中を探しても、自分がいちばんかがやいている。

かがやいているのは、自分だけでいい。

「とっとと あっちへ いけ!」 

その言葉は、ひとりぼっちになってしまう言葉。

ひとりぼっちになって、助けてくれる人に出会えるか。

かがやいているからといって、導いてくれる人にであえるか。

ひとりぼっちの自分。変える方法はある。

声をかけてくれる人に、かがやきを分け与えよう。

かがやきは、分けるたびに減っていく。

だが、しあわせになれる。

しあわせはしあわせを呼ぶ。

かがやきは、しあわせと同じことなのだ。

外見ではない。内面が大事なのだ。

・・・しあわせなら。

かがやきは、どんなに分け与えても減らないこととなる。

しあわせは増え続ける。

・・・

想うこと

黒姫童話館。もう長く通っているから。

館内展示の、どこにどの資料があるか、

熟知しているほどで、変わらないものもわかる。

「ミヒャエル・エンデの世界」

そこへ入るには鏡の通路を歩く。

毎年毎年、変わっているものがある。

・・・鏡の中の自分だ。

しあわせは増え続けているのかな。

(僕は毎年、確かめにきている。)

画像

コメント

タイトルとURLをコピーしました