📕【Fantasia Books & Gallery】
📕【Fantasia Books & Gallery】
長野県上水内郡信濃町野尻261−2
嬉しいミスがこんな機会を生んでくださって。
「Fantasia Books & Gallery」さんへ再訪しました。グリーンシーズン最後の金曜日。少し冷えた野尻湖。もう少しで雨が来る。Galleryに入る。挨拶は小声でそっと。オーナーさんの背中で揺られているお子様がウトウトと微睡んでいる。前回と同様に美味しいコーヒーとチョコレートケーキ。こちらも甘い世界につられて眠くなる。お話も小声でそっと。でもたくさんお喋りが出来たよう。あたたかい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
小さな運命を「タイミング」という。
このGalleryに僕と同じようにふらりと訪れた方がいらっしゃいまして。コーヒーをいただきながら、僕は女性同士のお話に聴き入って、時には気持ちを述べさせていただいたりしました。でも教えていただいたことの方が大きい。会話の中にも「タイミング」がある。やっぱりそれも「小さな運命」だ。不思議で良いことが起きる。
背中で眠りに入ったお子様にも、きっと不思議なことが起きている。夢の中で絵本でも読んでいるのだろうか。この子が初めて手にする絵本は何になるのだろう。ママの本かな?
📗【黒姫童話館】
📗【黒姫童話館】
長野県上水内郡信濃町野尻3807−30
ひとりぼっちでしたので、休館日に入り込んだような気分。もう長く通っているから館内展示の、どこにどの資料があるか、熟知している。変わらないものもわかる。ですが、訪れるたびに、見えてくるものがある。小さなメモ、スケッチ。写真に写り込んでいる風景・・・。
見えて・・・、見えて・・・?
館内のショップで、子供に買ってあげた絵本があった。まだ、大事にとっている。
・・・
📘『にじいろのさかな』
にじいろのさかな (にじいろのさかなブック 世界の絵本(新)) [ マーカス・フィスター ] 価格:1980円 |
📘『にじいろのさかな』 1995
マーカス・フィスター 作
谷川俊太郎 訳
ぼくはこんなにきれいなのに、どうしてだれにもすきになってもらえないんだ?
にじいろにかがやくうろこをもった、世界でいちばん美しいさかなは、ひとりぼっちでさみしいさかな。
🖌️
世界中を探しても、自分がいちばんかがやいている。
注目を浴びて声をかけられても、返事もしない。その必要もない。
自分のかがやきをみて、すてきだといってくれるものにも冷たい。
かがやきは分けられない。かがやきが減ってしまう。失ってしまう。
世界中を探しても、自分がいちばんかがやいている。
かがやいているのは、自分だけでいい。
「とっとと あっちへ いけ!」
その言葉は、ひとりぼっちになってしまう言葉。
ひとりぼっちになって、助けてくれる人に出会えるか。
かがやいているからといって、導いてくれる人にであえるか。
ひとりぼっちの自分。変える方法はある。
声をかけてくれる人に、かがやきを分け与えよう。
かがやきは、分けるたびに減っていく。
だが、しあわせになれる。
しあわせはしあわせを呼ぶ。
かがやきは、しあわせと同じことなのだ。
外見ではない。内面が大事なのだ。
・・・しあわせなら。
かがやきは、どんなに分け与えても減らないこととなる。
しあわせは増え続ける。
・・・
想うこと
黒姫童話館。もう長く通っているから。
館内展示の、どこにどの資料があるか、
熟知しているほどで、変わらないものもわかる。
「ミヒャエル・エンデの世界」
そこへ入るには鏡の通路を歩く。
毎年毎年、変わっているものがある。
・・・鏡の中の自分だ。
しあわせは増え続けているのかな。
(僕は毎年、確かめにきている。)
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