水穂珈琲店/雪の女王・八甲田山死の彷徨

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水穂珈琲店

水穂珈琲店 026-466-6987
水穂珈琲店 · 〒389-1316 長野県上水内郡信濃町大井1231−1
★★★★★ · コーヒーショップ・喫茶店
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「水穂珈琲店」

長野県上水内郡信濃町大井1231-1

営業時間 10:00〜17:00

定休日 月・金(月曜日が祝日の場合は翌日火曜日休み)

駐車場4台あります。

ドリップ珈琲(深煎り)とチーズケーキ。

信濃町は雪深いところ。雪景色を眺めながらいただきたいのは、苦くて甘い、コクのある口当たりの深煎り珈琲。暖かい空間の中で、とても癒されます。

民家を改修され秋にオープンしたばかりのカフェです。前の道を通る度に気になっていたので、今回訪れることができて嬉しい。カフェもさることながら、気になっていたのは外見のあるところ。北側に新しい煙突が出ていて「H笠」。薪ストーブなら大抵はリビング設置で煙突は中央か南側についている。きっと水穂珈琲店さんには、珈琲豆の焙煎機、しかも大型がある、と。・・・ありました。お話を伺ったところ、まだ始動はしていないのですが、そろそろ、とのことでした。近々煙突から白い煙が上がってくるのでしょう。楽しみです。

水穂珈琲店で想う「雪の女王」入り口

北の国の小さな村に上がる白い煙。おとぎ話のようでメルヘンチック。珈琲と雪景色の取り合わせは「幸せ」を思う。もし、ハッピーエンドが用意されているならば、雪の世界を旅することも厭わない・・・珈琲は甘い夢を教えてくれる。

雪の女王

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「雪の女王」

アンデルセン 1844

ある北の国の小さな村にカイという男の子とゲルダという女の子が住んでいました。幼なじみの二人はいつも仲良く遊んでいました。しかし、ある日のこと、悪魔の作った鏡のかけらがカイの眼と心臓に刺さります。カイの性格は一変し、氷のように冷たくなってしまいました。その後のある日、カイが一人でそり遊びをしていたところ、冬をつかさどる「雪の女王」が現れてカイを連れ去ってしまいます。大人たちは「カイは・・・でしまった」といいますが、ゲルダは信じられず、ひとりカイを探しに旅立ちます。苦難の旅の始まりです。

ゲルダは雪の女王の宮殿に辿り着けるのでしょうか。優しいカイを取り戻すことが出来るのでしょうか。

「雪の女王」は、何故カイを連れ去ったのでしょう。また、「雪の女王」は何故・・・。ゲルダと一緒に雪と氷の世界を旅すればわかるかもしれません。

・・・・・

『さあ、きいてらっしゃい。はじめますよ。このお話をおしまいまできくと、だんだんなにかがはっきりしてきて、つまり、それがわるい魔法使いのお話であったことがわかるのです。』

・・・・・

水穂珈琲店で想う「八甲田山死の彷徨」入り口

雪。

僕たちはメルヘンチックな思いを雪の世界に描いても、現実は、厳しくて恐ろしい世界であることも知っている。雪の世界には、悪い魔法使いも、助けてくれる人もいない。「天」だけが全てを知り売り、大抵は「見離す」のだ。・・・珈琲は苦い現実を教えてくれる。

八甲田山死の彷徨

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「八甲田山[タヒ]の彷徨」

新田次郎 1971

日露戦争勃発の二年前、明治三十五年一月二十三日から二十五日にかけて青森県で起きた、八甲田山雪中遭難事件を題材として執筆された小説です。

雪中行軍を競ったのは青森歩兵第五連隊と、弘前歩兵第三十一連隊。二つの舞台は、ほぼ同時に青森、弘前の両市を出発、厳寒の八甲田山踏破に挑んだ。二つの部隊は、結果的に完璧に明暗を分けた。五連隊は、参加した二百十人中、生還できたのは十一人だけ。その急[タヒ]に一生を得た十一人のうちの八人も酷い凍傷を負って手足を切断した。一方の三十一連隊の方は、参加した三十八人全員が無事に帰り着く。

二つの連隊は、何故これほどに運命を隔てることになったのか。気象庁の職員で登山家でもあった新田次郎は、過酷な自然に安易に挑んだ人間の悲劇を迫真の描写で描きつつ、軍隊という特異な体質の集団における指揮系統の乱れが引き起こした悲劇でもあったことを、作品の重要なテーマに据えている。

昭和四十六年に発表されたこの小説は、ベストセラーとなりました。六年後、東宝で映画化され、五連隊の神田大尉を北大路欣也が、三十一連隊の徳島大尉を高倉健が演じました。

水穂珈琲店で想う

「水穂珈琲店」さんで想いに耽る。

珈琲は、苦くて、甘い。そして酸っぱい。ブレンド次第では渋くて深いコクとなり、また、柔らかいみずみずしさとフローラルな余韻も楽しめる。焙煎方法によっては、繊細で可憐な珈琲豆の個性を魅力的に引き立てる。

「水穂珈琲店」さま。

夢と現実の間を行ったり来たりしている僕に。

その時々にちょうど良い珈琲を淹れてくださいませ。

誰しも願う「幸せ」は、コロコロと変化する。

その変化に合わせてくれるのは、美味しい珈琲なのです。

・・・珈琲は、甘い夢も、苦い現実も、教えてくれる。

水穂珈琲店 画像

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