【kitchen bicky】/『独裁者』(The Great Dictator)

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🥗【kitchen bicky】/🎬『独裁者』(The Great Dictator)

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小学校の前にあるお店。桜に木がたくさん並んでいます。あと少し待てば、新入生とその父兄で賑わう桜の季節。桜は好きです。何もかもを慰めてくれる。古来より桜の木には精霊がいて、不思議な夢を見させてくれるという。

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🥗【kitchen bicky】

🥗【kitchen bicky】

長野県中野市中野1785−1

🥗プレートセット

☕️ホットコーヒー

🍵抹茶ケーキ

今週のメイン「オーロラチキン」

ふしぎで「ゆるふわ」な繋がりで。再訪です。開店前にお店の外で一緒に待っていた人達とも、実は繋がっていた。「ラベンダー色のカーディガン」を着用していた僕も素敵なことに参加できたようで嬉しい。今回はのんびりと過ごさせていただきました。美味しい時間をありがとうございます。

前回は取材前の多忙なとき。オーナーさんより「皆、(僕を)カメラマンかと間違われていて。」と聞きました。後から本物のカメラマンが来たという。もうその話が面白い。皆、どんな心持ちだったのだろう。空想するだけで笑える。

「あれっ?カメラマンがもう来てる」

「仕事なのになんでケーキを食べてるんだよ!」

「誰か、あいつに言えよ!」

「えっ!、あたしがっ⁉️」

・・・どうせなら入れ替わってみたかったな。本当に「喜劇」の始まりだ。

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🎬『独裁者』(The Great Dictator)

🎬『独裁者』(The Great Dictator)

1940年公開

アメリカ映画

監督・製作・脚本・主演

チャールズ・チャップリン

トメニア国の独裁者ヒンケルは、世界征服を目論み、人種の浄化を図るため、ユダヤ人迫害を推し進めていた。ヒンケルの重臣シュルツは彼を失脚させようとするが、逆に命を狙われ、二等兵のユダヤ人の床屋と逃亡。ところがその途中で兵士たちが床屋をヒンケルと間違える。その偶然がとんでもない事態を招き寄せることになる……。

ヨーロッパで猛威を振るうファシズムの脅威をいち早く察知したチャップリンが、体を張った笑いと風刺で抵抗した勇気ある傑作。チャップリンは世界征服の野望に燃える独裁者と善良なユダヤ人床屋の二役を演じた。ラスト6分間の大演説は、ファシズムの恐ろしさを糾弾し、全人類が平和のために団結する必要を訴えた名場面。当時、ドイツと同盟関係にあった日本では上映禁止となり、戦後15年経って公開された。

I’m sorry.  I don’t want to be an emperor.  That’s not my business.  I don’t want to rule or conquer anyone.  I should like to help everyone if possible.

(申し訳ない。私は皇帝になどなりたくない。それは私の務めではない。支配も征服もしたくない。できることなら全ての人を助けたいのだ。)

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想うこと

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この「独裁者」はとても好きな映画。床屋のキャラクターを捨てたラストの演説は見事です。チャップリンは沢山の映画を作り「喜劇王」と呼ばれています。数々の作品がありますが、どれも哀愁に満ちている。苦難の子供時代を送った影響だと考察もされている。僕はチャップリンは「悲劇王」だと思うのです。優しくて面白い話ができる人は「悲しみ」を抱えている。

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小学校の休み時間になった。子供達が走り回って賑やかになる。授業が始まると誰もいなくなって静かになった。

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オーナーさんが語ってくれました。

「こんなことがあった・・・。授業中だから誰もいないはず。ふと外の桜の木に目をやると、枝に子供が座っていた。わたしは・・・(みてはいけないものを見てしまったのだと)・・・驚いて全身が震えて・・・」

いえいえ。

・・・その男の子は泣いていませんでしたか。

・・・それは、かつての僕ですよ。

(僕はよく見間違えられる人だから)

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