カフェテラス・モモ
☕️【カフェテラス・モモ】
長野市大岡村甲7552
カフェテラス モモ🍕ピザ
☕️コーヒー
🍮そばプリン
🖌️
天気のよい日。眺めのよい日。
ちょうどお昼時に近くまで来ていたので、
訪れました。おひとりさま。
滞在中もひとり。
ピザが出来上がるまで、
「ライ麦畑でつかまえて」を一読。
のんびりと過ごさせていただきました。
・・・
こちらの本棚には、好きな本がいくつか並んでいます。
子供の夢を描いた本。大人の現実を描いた本。
どこにでも時空をこえて逃避できる本。
たくさんある。知らない本もたくさんある。
この世界に投稿したものもいくつかありまして、
それぞれに読み込んでいたものも多い。
・・・
人はそれぞれ個性があって感性も似ているようで違っている。
・・・
誰も来なくて、ずっとオーナーさんとふたり。
厨房でオーナーさんがたてる物音が響きます。
ピアノのBGMが流れているのですが、
それよりも人の音の方が染み込んでくる。
こちらの所作からも音が生じる。
なんとなく、無言の会話をしていたように思います。
・・・
本だけでなく、この世界のことなら何でも話したい。
なにか伝えたい、なにか教えてほしい。
つまらぬ空想をしながら、きれいな景色を眺めていました。
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ライ麦畑でつかまえて
ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス) [ ジェローム・デーヴィド・サリンジャー ] 価格:968円 |
📒📒📒📒📒
『ライ麦畑でつかまえて』
THE CATCHER IN THE RYE
J・D・サリンジャー 1951
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「ライ麦畑で会うならば」が本当なんだ。
「僕はまた『つかまえて』だと思ってた」
・・・
僕はあぶない崖のふちに立っているんだ。
僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、
その子をつかまえることなんだ。
ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。
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クリスマス休暇を前にして、ホールデンは高校から放校処分を言い渡される。名目上は成績不良のためだが、本当の原因は彼が周囲の人々とうまく付き合っていけないことにあった。先生や友人達と交流を深めようとする気持ちはあるものの、すぐに彼らの狡さ、傲慢さ、無神経、世間ずれなどを感じ取ってしまい、自分の方から身を引いてしまうからだ。
ホールデンが安心して心を開くことができるのは、死んだ弟アリーのように純粋なもの、そしてその純粋さがいつまでも変わらないものに限られるのだが、現実の世界にはそんなものがある筈もない。
・・・
疲れ果てたホールデンは妹のフィービーにさよならを言うべく呼び出す。その中、結局はどこにも逃げ場は無いことを悟る。セントラルパークでフィービーがメリーゴーランドに乗って楽しんでいる姿を眺めていると、絶望の内に、なぜか急に幸福な気持ちに襲われる。降り出した雨に打たれながら佇む。
・・・
逃げ出すということは、社会との繋がりを断ち切って孤立すこと。孤独に耐えられないホールデンは、繊細な心を押し殺しながら生きていこうと決意するが、帰る場所はない。自分の家はホールデンの中では、精神病院に変わってしまっている。もう何処にも居場所がない。
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想うこと
☕️🍮✨☕️🍮✨
どの好きな本を手に取っても、いずれは自身の心のなかで、
《子供の夢》
(純潔を愛する感覚・無垢な存在)
と
《大人の現実》
(社会生活を営む因習道徳・公序良俗・嫌悪・誇張・偽悪的・欺瞞性・無責任さ)
が衝突する。
・・・衝突の結果、社会や他者と折り合いがつけられなくなって。
・・・さらに孤独をふかめていく。
僕は仮面が身についた孤独な大人になっている。
それが真実なのかどうなのか。
俯瞰して自分を眺めてみてもわからない。
・・・誰かに。年齢を重ねた人に見てもらいたい。
「人生はゲームなんだ、若者よ。人生は、ルールに従ってプレイするゲームなんだ。」
☕️🍮✨☕️🍮✨
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