おむすびcafe/牛の嫁入り(沖縄の昔話)

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おむすびcafe

おむすびCAFE 080-8107-6335
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おむすびcafe

長野県長野市松代町松代153−14

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松代町は戦国時代に築城されたという「松代城」を中心に発展した城下町です。色々な要因が重なって、大きい町にはなれませんでしたが、それがかえってコンパクトな町として続いてきたという歴史があります。少し歩くだけで、史跡巡りができる町です。

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1922年(大正11年)~2012年(平成24年)長野市松代町に電車が走っていました。「おむすびcafe」さんは、その松代駅舎跡の前通りにあります。静かな時間帯に訪れました。「こんにちは」・・・奥からタッタッタ…。お出迎えは「にゃんこ(名前ブチ)」で、足にスリスリ。初訪問の緊張が一気にトロけてしまいました。この子がメインでもいい、ずっと遊んでいようか、なんて思いまして。注文をお願い(猫に・・・、じゃないです。)したのは「ソーキそばとおむすびセット」。海から離れた信州で、おむすびと沖縄の味をいただく不思議なマッチングです。ソーキそばはオーナーさんのお婆さんの味とのこと。BGMが流れるお店の空気も相まって、沖縄の風を感じました。ずっと過ごしていたくなります。とても美味しかったです。「ブチちゃん」はどこかの部屋に行ってしまいました。たくさん遊んだので、お休み中かと。猫らしい。

お店を出て空を見上げる。梅雨前の青空は綺麗。ココロが豊かになったように思います。

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牛の嫁入り

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「牛の嫁入り」

昔、沖縄の首里という所に、とても美しいつる子という娘と母親が住んでいました。

母親は、つる子の幸せを願い、神社へのお参りを続けていました。ある日、村の意地悪息子はこの事を知り、つる子の母親の先回りをして神殿に隠れ「帰り道に出会った男とつる子を結婚させるがよい」と言いました。母親は神様のお告げを喜びましたが、帰り道に出会ったのは意地悪息子でした。つる子は「神のお告げなら仕方がありません」と、嫁に行くことにしました。つる子は月夜の晩に迎えのカゴに乗って出発しました。カゴを担いでいた男たちが、道中酒に酔って寝込んでいる途中、通りがかった若者がつる子に事情を聞きました。若者は、つる子の代わりに黒い子牛をカゴに入れて、つる子の手を引き、どこかへ連れて行きました。やがて目をさました男たちは、カゴを担いで、夜明け頃に意地悪息子の家に到着しました。カゴの中に入っていたのは子牛です。意地悪息子は腹を立て、つる子の母親に子牛を突き返しました。何も知らない母親は、つる子が子牛になってしまったと、悲しみながらも、子牛をとても大切に可愛がったのでした。やがて季節が変わり、首里城で御前舞踊が開催されるというので、母親も子牛を連れて見物に行きました。すると、役人が母親のところへやってきて、奥御殿へ連れて行きました。何とそこには、美しく着飾り、王妃になったつる子がいました。あの若者は首里城の王子だったのです。母親は、つる子からこれまでの出来事を聞いて涙を流して喜びました。そして母親も首里城に住むようになり、いつまでも幸せに暮らしたのでした。(子牛もね。)

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「おむすびcafe」さんのすぐ近くに「松代城」があります。天守閣などは残っていませんが、歴史に思いを巡らせて散策すると、想像が膨らみます。

どんな「お殿様(王子様)」がいらっしゃったんでしょうね。お姫様とか、子牛とか。

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町の奥、山の方へ向かうと「清水寺」。金運招来のお守り「猫手観音菩薩」がいただけます。「千の猫の目で一切衆生の願いを見届け、千の猫の手で救済されるが、いざ、手伝ってもらっても以外に役に立たない。」心のよりどころをくすぐる菩薩・・・。

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「おむすびcafe」の「ブチちゃん」は、オーナーさんが忙しい時には、手を貸しているのかにゃ?

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