【SQUIRREL FOREST】/『オリエント急行殺人事件』

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🍺【SQUIRREL FOREST】

🍺【SQUIRREL FOREST】

長野市上千歳町1189-8

今日も午後から休みを取らされて(休日出勤ばかり)。

世の中が動いているので、そうそう落ち着くこともできず、図書館にこもっていました。そのあと16:00からオープンの「SQUIRREL FOREST」さんへ。久し振りの訪問でしたが、覚えていてくださって(その時に開栓した銘柄も)、嬉しく思います。ありがとうございます。

🍺Mimosa City

🥔ポテトサラダ

🌮タコスチップス

春らしく「ミモザ」。いい気分になります。お店がオープンしてからもう少しで一年ですね。これまでの「濃い」一年の間に色々な繋がりができているようで、さらに常連さんも増え続けている。そんなお話を聞くと、こちらも楽しいお酒の時間になります。

小さなお嬢さんを連れた夫婦が扉を開けました。旅行で長野にきたという。そしてオーナーさんの前職のお取引先だったと。もう、僕は、いい予感しかしない。昔から知っていていた人達だとしてもおかしくない。大好物です。お話が弾みました。

sabpeacs

楽しい時間でした。ありがとうございます。

「SQUIRREL FOREST」さん一周年記念のオリジナルビールを開栓しました。マリカブルーイングさんとのコラボビール。

🍺「BLACK LABYRINTH」

飲む人を黒い迷宮に誘い込むように、とオーナーさんが名付けたという。とても美味しい。ゆっくりといただく。時間とともにビールの温度が上がる。そうすると甘いものの正体を感じるようになる。ラベルを見ずとも「チョコミント」がわかった。面白い。よくできている。

・・・ふふふ。

僕は面白いものが好きなんだ。なんでも、人も。

だから「迷宮入り」の世界に憧れる。旅をしてみたいんだ。

📓『オリエント急行殺人事件』

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📓『オリエント急行殺人事件』

アガサクリスティ 1934

「警察だったら使えるような操作手段が我々にはひとつもないということです。推理に頼るしかありません。」

シリアでの仕事を終え、イスタンブールに滞在していたポワロに、至急ロンドンに戻れという電報が届いた。ところが不思議なことに、オリエント急行の一等寝台は、この冬の季節には異例の満員である。ポワロは、知り合いの国際寝台会社の重役に頼み込み、なんとか座席を確保したのだった。その翌日、食堂車でポワロは、ラチェットと名乗るアメリカ人の大金持ちから、身の安全を守ってほしいと頼まれるがポワロはその依頼を断る。深夜十二時過ぎに、寝ていたポワロは、隣室のラチェット氏の車室で悲鳴を聞いたように思った。翌朝ポワロは、ラチェット氏が刺し殺されたのを知った。+二もの刺傷がある無残な死体であった。だが大雪のために立往生している列車に、外部から犯人が侵入するのは不可能である。さらに犯行時間には、ポワロらの乗っていた列車は鍵がかけられていて、後続列車の乗客が入り込むことも出来なかった。つまり犯人は、「イスタンブール発カレー行き」列車の乗客と乗員合わせて「十三人」の中にしかいないのだ。ポワロは捜査に乗り出すが・・・。

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「アガサクリスティとオリエント急行」

アガサクリスティは、1914アーチボルド・クリスティ大尉と結婚し、1919年に娘ロザリンド・ヒックスを出産する。第一次世界大戦中には薬剤師の助手として勤務し、そこで毒薬の知識を得る。1928年の秋、母の死とアーチとの離婚という最悪の状態から逃れるようにオリエント急行に乗車して一人旅に出ている。そして後年の1931年にイスタンブールからオリエント急行に乗り込み、実際に悪天候による立ち往生を経験したことと、アメリカで実際に起きたリンドバーグ愛児誘拐事件(1932年)に着想を得て「オリエント急行殺人事件」を執筆したといわれている。アガサ・クリスティがオリエント急行殺人事件を執筆したのは、トルコのイスタンブールにある「ペラ・パレス・ホテル」。このホテルはオリエント急行でフランスからイスタンブールを訪れる王侯貴族や著名人のために、1892年に開業された老舗の豪華ホテルである。411号室の「アガサ・クリスティ・キングルーム」は彼女がここで「オリエント急行殺人事件」を執筆したという伝説を持つ部屋。

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「真実はいつもひとつ」・・・聞いたことがある台詞ですね。

この「オリエント急行殺人事件」では真実が「2つ」用意されています。

ポアロは「一つめの真相」を話した後に「二つめの真相」を話し出す。

どちらの真相を選ぶのか、判断は読者になる。

「オリエント急行」の乗客は変化に富んでいて、あらゆる階級とあらゆる国籍の人が集まっている。・・・アメリカの陪審員制は十二人の陪審員で構成される。

(なにが真実なのかは人によって違う。人の数だけ真実があるものといえる。)

この事件の「真実」の数は「十二」なのかもしれない。

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想うこと

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何も生み出さないものは「旅」とはいえない。よく旅自慢をする人がいるけれど、よくよく聞いてみると「行って、帰ってきた」だけの話であることが多い。

「旅」を楽しむ人は「旅の醍醐味」を知っている。今晩の僕は、そのお手伝いができたかな。このお店の一杯のビールが縁、でも本当は仕組まれた偶然なのかもしれないよ。

・・・こうも思う。

ショーケースに並んだビールの数だけ「真実」があるんじゃないか、って。

・・・推理をしてみたい。迷宮入りの事件を解決してみたい。

素敵な旅とともに。

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