【patisserie Kazuri】/『シャーロットのおくりもの』

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【patisserie Kazuri】

【patisserie Kazuri】

パティスリーカズーリー

長野市岩石町342

思い描いた通りの「ケーキ屋さん」です。この地で20年になるそうです。イートインができます。短い秋となりそうで「栗のケーキ」がなくなる前にいただきたくて訪れました。カプチーノと一緒に美味しいケーキ。

マロンパイ

栗と洋梨のショートケーキ

モンブラン

善光寺界隈にありますが、観光客が通るルートより離れているので、散策しないと見つけられないお店です。お店の前には鉢植えの植物が並んでいます。毎日お世話をしているのでしょうね。心遣いを見てとれます。こちらのお店で、ケーキの持ち帰りも良いのですが、今回はイートインで、通りを眺めながらゆっくりといただきました。カフェとは違った過ごし方で、懐かしくもあります。ほっとするケーキ屋さんです。車で来店して持ち帰り用にケーキを選ぶ方が来店されました。「あれとこれと、おすすめは?、では、それも・・・。」

ケーキは人からいただくととても嬉しい気持ちになります。毎日の中にケーキがあらわれる喜び。・・・思います。人はいつも着飾って良い生活をしているわけではありません。台所のテーブルは回覧板や学校行事のプリントで溢れ、キッチンは夕食の支度で慌ただしく、明日のお弁当のことも考える。お風呂の支度に、洗濯物の量を憂う。子供は宿題に追われている。テレビの音も大きい。長い一週間が過ぎ、休みになっても家事は無くならない。さらに子供は部活、地域の活動・・・。テーブルはいつまでたっても片付かない・・・。

そんな毎日にもたらされる「ケーキ」はコンビニやスーパーのものでは駄目なのです。ただ少しの間を癒すだけ。確かに安くて美味しいけれど、それはただ甘いものであって「ケーキ」ではないように思います。ケーキは白い紙の箱に入っていないと。乱雑なテーブルでも、ケーキ屋さんのケーキは映える。箱から取り出す時の高揚感。この忙しい毎日の隙間に、良い時間を与えてくれる。

ケーキ屋さんのケーキは「おくりもの」です。

なにか、奇跡が起きればいいのに。

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『シャーロットのおくりもの』

シャーロットのおくりもの [ E.B.ホワイト ]

価格:1650円
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感想(19件)

『シャーロットのおくりもの』

ホワイト・エルウィン・ブルックス

1952

エラブル家の農場で春に生まれたコブタが十一匹。(母豚のお乳は十。)そのうちの一匹が未熟児だというせいですぐに殺されそうになるが、農場主の娘、八歳のファーンに救われる。彼女はコブタにウイルバーと名付け、いつも一緒に過ごしていた。やがて大きくなったウイルバーは、ファーンのおじさんに売られてしまう。ウィルバーが住むことになる平凡な納屋には様々な動物が住んでいた。ファーンと引き離されて寂しいウィルバー、皆仲良くしてくれた。そして「シャーロット」という特別な友達が出来た。(様子を見に来たファーンは、動物に囲まれながら幸せそうなウイルバーを飽きずに眺めていた。)やがて。普通の毎日を過ごしていたウィルバーは自分の運命を知る。クリスマスになったらベーコンにされてしまう…と。そんなウイルバーの窮地を救うのは、「シャーロット」。

『奇跡を起こして助けてあげる…』

この本の表紙の絵を見ると、誰が「シャーロット」か分かる。描かれていますから。・・・けれど、大抵の人は間違える。

(・・・何度か映画にもなっているから、もうご存知の方も多いけど。ダコタ・ファニングが可愛い。)

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想うこと

パティスリーカズーリーさん、店内にはハロウィンのデコレーション。クオリティがすごくて、この辺りではみかけない。オーナーさんに聞いてみました。10年ほど前にアメリカ人からプレゼントされたそうです。お店に是非にと。以来、ずっとハロウィンの時期に飾っているとのことです。

いい「おくりもの」です。

お化け、魔女、かぼちゃのランタン、蜘蛛の巣・・・。

クリスマス前にまた来よう。

僕にも・・・奇跡が起きるかも。

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patisserie Kazuri 画像

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