【マルベリーデリカテッセン&カフェ】/『八つ墓村』

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☕️【マルベリーデリカテッセン&カフェ】

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☕️【マルベリーデリカテッセン&カフェ】

長野市鶴賀上千歳町1138-5

楽しい夜の締めくくり。

皆それぞれ違う世界を生きているのに「何か」が繋がっていたことが判明してくる。不思議なことばかり。テーブルを囲んでも世界を共有しているようです。お酒も料理も素敵な場を演出していただいているようです。こちらのお店はずっと前に入ったことがある。でも二階は初めて。結婚式などの二次会で使われるように、テーブルも設置されていて、人数が多い機会にはいいですね。料理をシェアして、楽しい時間もシェアできる。

お酒に酔いながら思っていました。僕は突如、違う世界に飛んできたのかもしれない。知り得なかった新しい世界。でも不思議な繋がりと共有した時間のおかげで楽しく過ごせている。そして、ここに揃ったみんなを見ていて分かることがある。それぞれに揺るがない世界を持っていて流されていない。オンでもオフでも、仕事でも遊びでもきっとそうなんだろう。どこへいっても自分を飾らずに素のままにいることが、幸せへの道のりだと思う。そういう人に周りは魅力を感じるものです。みんな魅力的だ。きっと今宵の締めくくりはハッピーエンドになる。

ふと思い立って数えてみる。卓を囲んでいる数・・・自分を含めて「八人」。

不思議で運命的な繋がりが事件解決の手掛かりとなり、恐怖と不安に満ち溢れた世界から一気にハッピーエンドになる、というミステリーがある。

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📗『八つ墓村』

📗『八つ墓村』

横溝正史

昭和24年連載開始

戦国時代の落ち武者の祟りがあるという岡山県の八つ墓村。三百八十余年前、尼子の落武者八人を財宝目当ての村人達が惨殺したという言い伝えが、この不吉な村名の由来である。

神戸で一人暮らしの若者・寺田辰弥は、ある日自分が実は八つ墓村の旧家・田治見家の血筋だと知る。村に向かう辰弥だが、直前に殺人事件が発生。さらに辰弥は、行方不明となっている父の要蔵が26年前に発狂し、村人32人を殺していたという衝撃の事実を知る。そして八つ墓明神の祟りがごとく村では殺人事件が続発する。

数奇な運命と怪異な連続殺人事件に巻き込まれた青年・田治見辰弥を主人公に据えた伝奇ロマン的な内容で物語が進んでいく。この小説では金田一耕助は完全な脇役として登場している。

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「八つ墓村」では酢のものに毒物が混入され殺人の道具となった。その後金田一耕助が現場で誰が酢のものに箸をつけたか「酢のものチェック」を行うなど印象に残る場面が続く。(横溝正史ファン同士で食事をする際、献立に酢のものが入っていると盛り上がる。)

「さて金田一耕助が調べた結果を、私はずっと後になって聞かされたのだが、そのとき酢のものに箸をつけていなかったのは、かくいう私、田治見辰弥ただひとりであった!私は酢のものが大嫌いなのだが。」

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語り手であり主人公でもある辰弥が真っ先に疑われ、警察、そして名探偵「金田一耕助」さえからもマークされてしまう。物語の終盤まで辰弥の疑惑が晴れない。

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想うこと

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マルベリーさんにて。お店の方がみんなのためにと、色々と気をつかってくれていて嬉しかったです。お腹いっぱいの僕らを察して、お通しが小さな小皿に、ナッツやキッシュ、ビーツなどそれぞれ・・・好きなものを選べるようにと・・・人数分の「八皿」・・・あれっ、ひとつ足りないような・・・。酔っていたから見間違えたのかな?・・・事件性?

大丈夫、どんな不思議なことが起きても、自分らしくいたら、その先は「ハッピーエンド」になる。

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