毱花麦酒/放浪記

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毱花麦酒

Mallika Brewing クラフトビールカフェ 026-217-2585
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毱花麦酒
MALLIKA BREWING
長野市大門町72-5

放浪記

☆新版☆ 放浪記 (新潮文庫 はー1-1 新潮文庫) [ 林 芙美子 ]

価格:935円
(2022/9/7 18:01時点)
感想(1件)


📙📙📙📙📙

『放浪記』
林芙美子 1928〜

・・・・・
私は宿命的に放浪者である。私は古里を持たない。
・・・・・

🖋日曜日の午後。
そろそろ、明日の月曜日の事を
考え始める時間になりましたが、
もう少し。
美味しいお酒を飲みたく、
「鞠花麦酒」さんへ。
明るい日差しの中での「クラフトビール」
『CAMADO BREWERY』
そして『鯖のワイン干し』
カウンター呑みです。

📙📙📙📙📙
・・・・・
酒でも呑まなければあんまり世間は馬鹿らしくて、まともな顔をしては通れない。あの人が外に女が出来たと云って、それがいったい何でしょう。真実は悲しいのだけれど、酒は広い世間を知らんと云う。
・・・・・


🖋オーナーさんのお話を
伺いながらの良い時間。
オープンまでの道のりや、
麦酒への思いなど色々と。
長野を好きになったエピソードの数々。
人々に支えられて・・・で、
じんわりと。
・・・自分が長野へ来た頃と重なって、
しみじみ思うものがありました。
「鞠花麦酒」さん、頑張ってくださいませ。
(名前に「花」🌹がついている・・・。)

🌹
林芙美子 「放浪記」が好きで、読み込んでいました。
山ノ内町の角間温泉には、
林芙美子の疎開先が記念館になっています。
また、「文学的自叙伝」には
戸隠で過ごした日々が描かれています。
好きな世界、
作家の足跡に思いを馳せる事ができる「長野」。
巡り歩くには、まだまだ時間が必要です。


📙📙📙📙📙
『放浪記』
「宿命的に旅人である」私は、下関、若松、長崎、直方で両親と生活するが、やがて尾道高女を卒業して単身上京する。生活のため、近松秋江家の女中、セルロイド玩具工場の女工、カフェの女給・・・・と、めまぐるしい職業遍歴と併行して岡本じゅんなどのアナーキーな詩人と交わり、また新劇俳優の田辺若男、詩人野村吉哉と傷つきながら愛の破局を繰り返す。上京後の貧困、食欲と性欲に苦悩する流転生活をクヌート・ハムスンの『飢え』の影響下に、大正十二年頃からノートに書きためられていた「歌日記」が原型。

関東大震災前後の世界的不況時代を背景に、因島の恋人との結婚を反対された傷心の芙美子が、株屋の事務員、女性新聞記者、横浜、新宿でのカフェ勤め、平林たい子との同居生活等々を通じて、飢えや屈辱にさらされながら、体ごとぶつかることで反発し、しかも人間への本質的明るい信頼感を脈うたせる自然発生的な心の遍歴を記したこの日記は、三上於菟吉の激賞を受け、三上が考案した「放浪記」という副題を付し、「秋が来たんだ」と題して昭和三年十月、「女人芸術」第四号から連載された。
📙📙📙📙📙


🖋花が咲く期間は短い。
ですが、何回も咲く。
必要とする人、しない人に関わらず、
花は、美しいものを届け続ける。
人生は苦しいもの。
切ない、切ないと言いながら、
短い時間を生きていく。
自分の人生が苦しいのならば、
せめて、周りの人々を幸せにしていきたい。


🌹
花のいのちは
みじかくて
苦しきことのみ
多かりき
「林芙美子」

画像

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