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☕️【tone cafe】
☕️【tone cafe】
長野市青木島町大塚901-2
“ちょうど良くて、心地好い居場所”
🍛トーンプレート
🍊ブラッドオレンジジュース
🍮ほうじ茶ブリュレ
☕️エスプレッソ
僕の職場の近くにあるcafe。車でよく通り抜ける道。職場に近過ぎて入れない、つまり仕事モードが解けないので、いつも過ぎゆく看板を見てるだけ。この日は午後から休みをとっていたので徒歩で「初訪問」です。白い世界が良い感じ。気負いもなくスッと扉を開けました。扉の中の世界も程良い感じ。「バリスタ」さん、どこかで会ったことあるかな。
🥗
どこのcafeでもランチメニューは「カレー率」が高くて、それぞれ個性を出されています。ぞの個性が突き抜けている感のあるcafeもありますが、それはそれで面白いし美味しい。こちら「tone cafe」さんのプレートはチキンカレー、そして「ライスorパン」を選ぶことができ、数種のドリンクもセットされています。可愛いcafeらしくて楽しいし、どれも美味しい。中でもドレッシングにひきつけられました。vinegarやspiceに頼り切りではなくて柑橘果汁のフレッシュさを感じます。爽やかに印象に残りますが、それも程良い感じなので、プレート全体に馴染んでいるよう。美味しいです。来てよかった。その後のほうじ茶ブリュレとエスプレッソで至福の時間。
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“ちょうど良くて、心地好い居場所”
いいフレーズです。ここをもとめて訪れる人も多くいそうです。僕もまた来よう。
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『良寛さま』
📙『良寛さま』
・相馬御風 1930
(「童謡より」)
『空に字を書く』
朝の手習ひ
良寛さまは
空ーぱいに
「い」の字を書いた。
「る」の字「は」の字もつぎつぎ書いた。
いくら書いても
よごれぬ草紙
空の草紙は
ひろくてよいと
良寛さまは
お手習ひ
相馬御風
1883〜1950
新潟県糸魚川市出身。詩歌、歌人、評論家。「春よ来い」など童謡の作詞者としても知られる。
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🍀
“ちょうど良くて、心地好い居場所”
このフレーズから浮かんだのは「良寛」の世界。こんな漢詩を残している。僕の言葉で訳してみます。
方外君莫羨
知足心自平
誰知青山裏
不有虎与狼
君は、辛さからファンタジーを語る。でも向こうの世界に行きたいとは言わないで。
心を癒すこととは、心地好い居場所を見つけることと同じなんだ。そこで心が満たされたなら日々を穏やかに過ごせる。人は深い山の中でも、気持ちの持ちようで虎や狼のような恐ろしいものはいない、と感じるものなんだ。
良寛
1758〜1831
江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家。新潟県長岡市の隆泉寺に眠る。
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🍊🍮☕️✨🍊🍮☕️✨
良寛の残したものは全集として先人たちがまとめています。手に取り読み込むと、この辛い世界での生き方がわかるように思えるのです。この世界では欲張らないこと。今を「ちょうど良い」とすれば、幸せなのだ、と。
🍊🍮☕️✨🍊🍮☕️✨
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🖌️
「良寛様は美術的に鑑賞力の高い人であったことが作品によって想像するに充分である。古法帖の見方にしても、一番いいものの中から、一番いいところばかりを見ておられる。一例を草露貫珠に見てみても、やっぱり羲之型であり、韻会型であって、内容もそれらの重厚である。そこへ、日本の上代的書道の内容の味が加わっている。良寛様の書は形がよい。味がよい。美的である。風雅であるというゆえんはそこにあるのである。」
「良寛様の書」より
北大路魯山人
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