【Café Le Garçon】/『アメリ』

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楽しみなこと、

豆袋に手を入れること、

クレーム・ブリュレのおこげを潰すこと、

サンマルタン運河で水切りをすること

🖌️

善光寺。成人の日なので着物姿も多く賑やかですが、同時に騒々しい。ずっと下から混雑していて自分のペースで先に進めない。本堂内はさらに混雑していて、短い時間のお参りを終えたらを脱出するかのように外へ出ました。今日はまだ良い方か。

《人生は自転車レースのようなものだ。待ち時間は長く、たちまち終わる》

参道を引き返すのではなく、静かな裏通りからcaféへ向かいました。

今日も一杯かな、忙しそうにしているかな・・・。

掃き出し窓の外からジェスチャーで「いいですか?」「いいですよ」。

扉を開けてカウンターへ。今日は好きな席です。

外もよく見える。色々な空想が出来て楽しい。

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☕️【Café Le Garçon】

☕️【Café Le Garçon】(カフェ・ル ・ギャルソン)

長野市大字長野横町440−7

[apéritif]

🥂Vermouth Dolin 9cl

[les vins]

🍷Verse de vin(rouge)

[à la carte]

🧀quiche Alsace

🖌️

《柔らかな光、空気の香り、街のざわめきといった、すべてが完璧だった》

善光寺界隈にある[café restaurant]です。小さなcaféですが、フランスの空気感に浸ることができます。僕は、仕事の合間に訪れたり、大事な人を連れてきて時間を過ごしたりしています。今日のように、たまには「お酒」もいただいていたり。少し酔いがまわるとフランスの街にいるように空想する。好きな詩人「ジャン・コクトー」、芸術家「ロートレック」、歌手「シャルル・アズナブール」・・・。彼らが集まり拠点とした街「パリ・モンマルトル」のcaféで僕も芸術談義をしているという空想。誰か来ないかな、と扉を眺める。このcaféの扉を開けて入ると左側に映画のポスターが貼られています。このポスターがよく見える場所はカウンター内。扉が開くとオーナー夫妻さんの視線が向かう。お客様の顔が現れて、その右側。ポスターが1番よく見える。そしてこのポスターが2番目によく見えるのは、僕が今日座っているこの席だ。誰かが来ると視線が向かう。

・・・その映画のポスターは「アメリ」。

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🔖『アメリ』

🔖『アメリ』

( Le Fabuleux Destin d’Amélie Poulain)

フランス映画 2001年公開

パリ・モンマルトルのカフェで働いているアメリは22歳。小さい頃から空想が好きで、人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。ふとしたきっかけで、自身が住むアパートの前の住人を探し出し、その人を幸せにしたアメリは、他人の人生に悪戯を仕掛け、お節介を焼きながらも皆を幸せにすることに喜びを覚える。そんなアメリは自分の幸せにはまったく無頓着であった。ところがある日、アメリは変わった趣味を持つ青年に出会い、たちまち恋に落ちてしまう。豊かな想像力を持っているが、不器用で孤独なアメリ。アメリは自身の心の「扉」を開こうとする。

・・・映画のキャッチコピーは「幸せになる」・・・

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想うこと

☕️🎬✨☕️🎬✨

螺旋階段から女性2人が降りてきました。

お会計とオーナーさんへのお礼の言葉。

振り返り、掃き出し窓を見て歓声をあげて、

「雪が舞ってきた。」

お連れ様を含めて女性「2人」。

カウンター内にオーナーさん夫妻「2人」。

窓側テーブル2脚に1人ずつ女性「2人」。

カウンターに僕が「1人」。

合わせて『7人』。

一斉に皆の視線が向かう。

・・・大きな窓の外に舞い降りてくる雪。

《難しいのは視線だ。時々皆で見つめあっている。わしの目を盗んでね》

僕はそっと雪から視線を変えて、この場にいる人達の顔を見渡しました。

「雪」を見つけて、その先に何を思われているのだろう。

(来客予想、着物が濡れる、交通、この後の予定・・・。)

ところが皆さまの表情から、未来への不安さは見て取れなかった。

素敵なストーリーを空想しているような。そしてそれは、良い予感。

皆さまの目が輝いたように思います。

・・・ほんの僅かな時間、一瞬の出来事。

(夢を見て生きてきた)僕は「幸せ」になれたように思いました。

☕️🎬✨☕️🎬✨

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好きなもの、

映画を観てる人の顔を見ること、

人が気づかない些細な事柄を発見すること

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