『Fantasia Books & Coffee』
☕️『Fantasia Books & Coffee』
長野県上水内郡信濃町野尻261-2
営業日: 木曜日・金曜日
夏季営業
絵本作家「いのうえかな」さんが営む湖畔のお店です。
静かな時間に訪れました。
仕事で信濃町へ来て、せっかくだからと秋の野尻湖を一周していました。木の葉の落ちる音を聞きながら写真を撮ったり、ウィンドサーフィンでよく走っていた湖面を眺めたり。道路を横切る栗鼠も見かけました。胡桃を集めているのでしょう。・・・いつまでも過ごしていたくなるところ。風景に溶け込みたい。
『Fantasia Books & Coffee』
小さな交差点のすぐ近くにあるお店です。電気が付いていて「Coffee」の綴りが見えたので、そのまま。天気もいいし、気分も浄化されていたので、きっとなにか素敵なことが。
・・・その通りでした。きっとそういう日だったのです。
☕️「Drip Coffee」
🍫「濃厚チョコレートケーキ」
「いのうえかな」さんの絵と絵本。そしていくつかの作家さんの絵本を眺めながら。素敵な世界に囲まれて、ゆっくりといただきました。ありがとうございます。
「かな」さんの子供が可愛い。ハイハイで店内を動き回っていて、ご機嫌で。次に訪れる時はよちよち歩きをしているのかな。
「僕の息子がこのくらいの時、ウィンドサーフィンのボードに乗せて、野尻湖デビューしましたよ。」・・・そんな話から。野尻湖の話、信濃町の話、絵本の話、好きな世界の話・・・、色々とお喋りをさせていただきました。ずっと過ごせそうでした。
今、振り返ってみる。僕は「いのうえかな」さんの描いたあたたかい絵本の風景に溶け込んでいたのでしょうね。
好きな絵本はたくさんある。Instagramの世界でもいくつか触れてきました。
絵本作家さんのお店で、何を思い浮かべよう。今回は、とても恐縮。
四季の美しさを描いているものか、温かみのある食べ物の話か、たのしい夕べを子供と過ごす話か、山や湖、駆け回る動物、木々草花の妖精の話か・・・。
夜道を泣きながら走る話か・・・。
・・・かつて子供だった大人への話にしよう。
絵本好きな大人たちへ。
解釈の仕方でわかる。
どういう大人になったのか、
どんな空想ができる人か、が。
・・・・・
【HUMPTY-DUMPTY】
🍳🍳🍳
🥚【HUMPTY-DUMPTY】
(マザー・グース集成本より)
・・・・・
ハンプティ・ダンプティは塀の上
ハンプティ・ダンプティは落っこちた
王様のウマすべてと
王様の家来すべてが
力を合わせても
ハンプティをもとに戻せなかった
・・・・・
「HUMPTY-DUMPTY」はイギリスの伝承童謡(マザー・グース)のひとつ。この童謡は英語圏では有名なものなので、たいていのマザー・グース集成に収められています。その童謡に登場するキャラクター「HUMPTY-DUMPTY」。実はこれがはっきりとしていない。数多く研究がされていますが、起源そのものをめぐる説が多く、わからないことだらけ。特に「ハンプティをもとに戻せなかった」の箇所からイメージされる姿がポピュラーとなり、大勢のイラストレーター(大人)が卵人間のイラストを添えてきました。ルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」をはじめ、その他さまざまな文学作品、絵本、映画、演劇などに卵人間としての姿が描かれています。
そしてそれら数々の作品から
《どうしてハンプティ・ダンプティが塀から落ちることになったのか》
とイラストレーター達が頭を悩ませた様子がみてとれます。
・・・
- 居眠りをしていた
- 果物を喉に詰まらせた
- ワインを飲んでいた
- 旗を振りすぎた
- 楽器を弾いていた
- 蜂を避けようとした
・・・
・・・・・
まだ他にも多様な展開や理由があるでしょう。「HUMPTY-DUMPTY」にはイラストレーターたちの創作意欲、想像力をかき立てるものがあります。大人であるイラストレーター達は、大人として納得できるイラストを、「HUMPTY-DUMPTY」に表情をつけようと努力してきたのです。一方で絵本を手に取る子供達は、自由で伸び伸びとした発想力を持っています。大人の描いた「HUMPTY-DUMPTY」は、子供達の空想の「ハンプティ・ダンプティ」に近づいているのでしょうか?
🍳🍳🍳
想うこと
☕️🥚🍫🍂☕️🥚🍫🍂
さてさて。結局。
「ハンプティ・ダンプティ」は何故、落っこちたのでしょうね。
「HUMPTY-DUMPTY」はどんな姿?
僕は、
「散る木の葉🍂を追って・・・」
にしておきたい。
姿は「胡桃」がいいな。
・・・誰か、受け止めてくれないかな。
☕️🥚🍫🍂☕️🥚🍫🍂✨🐿️✨
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