kuland②
kuland② (クランド) 026-219-3681Kurando ②
長野市上千歳1156-2ハヤシビル1F
フランス料理・イタリア料理を愛する兄弟2人のレストランです。
善光寺御開帳で賑わう青空の長野。回向柱に触れ、前立ち本尊に手を合わせた帰り道。何を食べようか、と考える。食事は晴れたら公園で食べるのが一番のご馳走。その時々の状況で最高かつ最良の選択をする。無理はしない。大事なのは自分がいい気分になること。
今日は「Kurando②」さんへの訪問が最良かな、という気分のままに。
フラリとランチで訪れました。Aセット「クランド風前菜盛り合わせ」「リコッタチーズとトマトソーススパゲッティ」「グラスワイン赤(イタリア)」。美味しい料理と時空間をありがとうございました。夜もじっくりと訪れたい。そして、いろんなお話を伺いたいものです。
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兄弟について。兄弟仲が悪いのは、たいてい親しいのをいいことに、相手を一人前の人間として認めないから、といわれる。シェイクスピアの戯曲に出てくる兄も、弟の遺産の権利を無視し存在を黙殺した。だが、自分も公爵から黙殺されて、初めてその痛みがわかり改心して弟との仲が戻ると・・・全て、上手くいく。・・・As You Like it・・・
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As You Like It お気に召すまま
お気に召すまま改版 (新潮文庫) [ ウィリアム・シェークスピア ] 価格:539円 |
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『As You Like It』「お気に召すまま」
シェイクスピア 1623年出版
兄オリヴァーは弟オーランドーを嫌っていた。遺産が弟にも渡るのが気に入らなかったのが、始まりである。オーランドーがレスリングで優勝したのも、追放された公爵の娘ロザリンドと恋に落ちたのも。公爵の弟フレデリックもオーランドーを嫌っていた。ロザリオを追放すると、フレデリックの娘シーリアも一緒に家出をしてしまう。
オーランドーが諸々の根源だと、オリヴァーとフレデリックが手を組んでしまう。それを知ったオーランドーは、流浪の旅に出る。一方、二人の娘たちは羊飼いの人々が暮らす「アーデンの森」へ。
娘やオーランドーが行方不明のまま時が過ぎていき、苛立ったフレデリックはオリヴァーも関係があると誤解して追放してしまう。気落ちしたオリヴァーが放浪のまま向かった先は「アーデンの森」・・・・・。
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この戯曲(喜劇)には、多くの恋愛(=結婚)パターンが出てきます。
①一目惚れした後、互いの気持ちを確認した上で結ばれる結婚。
②稲妻のような一目惚れがあったあと、急激に恋に落ちたままする結婚。
③熱くならず冷めた目で結婚を客観視し、過度な期待を持たないでする結婚。
④身分違いの人は諦めて自分と釣り合いのとれた相手と分をわきまえてする結婚。
結婚=幸福をつかむ
どの時代も、お芝居の世界ではハッピーエンドなのです。
愛というゲームをしているのです。
「アーデンの森」を舞台にロマンスの花が開く。
さて。
兄弟の話をしないと。
兄オリヴァーは改心し、弟オーランドーとの仲が戻ります。
そして「幸福をつかむ」。
(先ほどの結婚パターンの・・・。)
兄弟は仲良くね。
仲違いしたら「アーデンの森」へ行くと良い。
自然には浄化力がある。
そういえば「kuland②」さん、
木のぬくもり漂う店内ですね。
きっと幸福が生まれる。
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