【Sunday Life Coffee】/『白雪姫』(ディズニー映画)

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☕️【Sunday Life Coffee】

☕️【Sunday Life Coffee】

長野市南長野南県町477−1 サポートビル

☕️ブレンドコーヒー

🍎アップルバタートースト

信濃国の善光寺は午後も賑わっていました。「信濃国」とは昔の呼び名です。国を治めるには王様がいて、女王さまがいて、というのは西洋のお話。

お参りのあとにフラリとコーヒー。

「ともの農園」さんのジャムを使用した「アップルバタートースト」がお目当て。カウンター内のトースターからこちらに漂ってくる香りで、もう美味しい。ジャムはすべて手作業で心を込めて作られたものだという。砂糖を抑えた甘さ、程よい酸味。溶けたバターと相まってトーストに乗っている。コーヒーにもあってとても美味しい。期待以上の味でした。りんごのジャム。もとは冬に備え美味しい状態で作られる保存食。冬にいただくりんごのジャムは、幸せを演出してくれるように思います。美味しかったです。ありがとうございます。

今回は「幸せ」になるりんごの物語

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🍎『白雪姫』(ディズニー映画)

🍎『白雪姫(ディズニー映画)』

SNOWWHITE AND THE SEVEN DWARVES, 1937

本作品は大きな城がゆっくりとズームアップされていくシーンで幕を開ける。城の中では邪悪な女王が魔法の鏡に向かって、不滅の名台詞を語りかけている。

「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」

この「白雪姫」で長編アニメ映画への初進出を果たしたウォルト・ディズニー社。当時のハリウッド映画界はまるで相手にしませんでした。「一時間半もあるアニメ映画を一体誰が見るというんだ?」いうまでもなく、「白雪姫」はこの反語的な問いかけに、記録的な大ヒットという結果で答えます。「蒸気船ウィリー」で初の有声アニメ映画を手掛けたディズニーは、数年後には目にも鮮やかなこのカラーアニメ映画を作り上げる。これは芸術面のみならず財政面においても飛躍を果たすためでした。長編映画は大きな興行収入をもたらしてくれるからです。ディズニーは自社のアニメーションチームに大きな裁量権を与え、原作のグリム童話をもとに自由に作品を作らせました。こうして「白雪姫」は笑いと感動に満ち、美しい映像といつまでも愛される楽曲の見事なコンビネーションに彩られた作品となりました。

本作品からは「口笛吹いて働こう」や「いつか王子様が」といった名曲の数々が生まれました。特に後者はスタンダード曲といってもさしつかえないほど有名です。ちなみに「白雪姫」は映画史上初めてサウンドトラックが発売された作品です。

🍎

おお、ここにあった。

「眠りの死の犠牲者は、恋人の初めての

キスでのみ甦る!」

『恋人の初めてのキス』だと。

恐れることはないね」

女王(声はルシル・ラ・ヴァーン)

女王がりんごに浸した毒は、口にしたものを殺すのではなく、永遠の眠りに落とすというものでした。女王は「真実の愛のキスで解ける」ことを知っていました。ですが毒りんごを口にした白雪姫をみて亡き者にしたと確信します。その後、すぐに小人たちに追い詰められ、老婆の姿のまま崖から落ちて行きます。翌年の春に白雪姫がいきを吹き返すことを知る由もなく。

王子の愛のキスを受けて毒の魔法が打ち消されたのです。白雪姫は小人たちに別れを告げ、王子と共に旅立ち、王子の国で末長く幸せに暮らしました、と結ばれる。りんごのおかげで白雪姫は幸せになれたと言える。

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「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」

そのとき女王が「この世」ではなく、「この国で」としておけば。

白雪姫は他国へ旅立ってしまったのだから。「美しい女王はこの国でいつまでも幸せに暮らしました」として物語を閉じていたのかもしれない。どこかで誰かが「優しい心」を物語に組み込んでおいたら、というのも夢の国での空想。

そこにあるものは、すべて手作業で作られた「毒りんご」。量産はできない。

🍎

“And because you’ve been so good to poor old granny,I’ll share a secret with you.This is no ordinary apple.It’s a magic wishing apple.”
「私みたいなか弱い婆さんに親切にしてくれたから、秘密を教えてあげよう。これは普通のりんごじゃないんだ。願いが叶う魔法のりんごなんだよ。」

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想うこと

🍎🪞☕️✨🍎☕️🪞✨

サンデーライフコーヒーさんで「魔法のりんご」。五時の閉店、四時半に飛び込んで用意をしていただきました。そしてのんびり美味しく。その後、五時十分前に女の子がフラリと扉を開けて入店してきました。「コーヒーとアップルパイ」、「アップルパイは終わってしまって」。僕はメニューを指差して「こちら美味しかったよ」、「ではそれで」。

僕はもう一度、トースターから漂ってくる香りを味わうことができたのでした。それも含めてごちそうさま。りんごは「幸せ」を演出してくれる。

🍎☕️🪞✨🍎☕️🪞✨

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