ヒゲめがね
カレー屋ヒゲめがねヒゲめがね
長野県南佐久郡佐久穂町大字高野町2950-8
スパイスマスターのオーナーさんが作るスパイスカレーの専門店です。
パキスタンカレーとコーヒーをいただきました。とても美味しい。専門店ならではのスパイスカレーなのに、甘いカレーで育った自分に馴染む。今度やってみよう、というヒントも散らばっていました。(きっと無理なんだけどね。)。カレーの世界は深く、僕ごときが語るものではないのです。お店のHPを覗いて、オーナーさんの言葉を読んでくださいませ。僕ができるのは、この仲間分けが精一杯。
インドカレー🍛
シードスパイスとパウダースパイスを使い、出汁スープなどは使用せず、素材から出る味とスパイスの香りで食べる、汁気が少ないカレー。
タイ風カレー🍛
生唐辛子や野菜、ハーブ、ニンニクなどをすりつぶしたペーストを使用。ココナッツミルクを加えてカレースープを仕上げ、具材を入れて作られるカレー。
欧風カレー🍛
あめ色玉葱のベースに小麦粉、野菜、甘い果物を入れてルウを作ってから、出汁となるスープで煮込んで旨味を出していくカレー。
おうちカレー🍛
複雑なスパイス使いはなく、カレー粉と手軽な素材を使って、作ることのできるカレー。懐かしく、ふと食べたくなるカレー。カレーうどんにもできる。
さて。ヒゲめがね様のカレーは。食してみると。
全てに少しずつ、どれかが当て嵌まっていることがわかる。すごいね。
そして・・・・。
「味」以外のお話。
オーナーさんは佐久穂町でIターン起業。開業に向けてのご苦労もHPで窺い知ることができます。補助金の申請やクラウドファンディングの活用と方法、更に経緯も詳しく公開されていて感心します。
・・・・・
なんにしても「お金」が大事。でもその「お金」を世の中から得ることがどれだけ難しい事か。お金を出してまで応援していただける人は、どのような人なのか・・・。「お金」を出していただけるのは「友人」なのか。「信頼」で結びつくのか。「信頼」ある人は「友人」なのか。
・・・「信頼」は、「友人」は、「お金」は、・・・
それらは、そもそも「お金」で買えるのか・・・。
アテネのタイモン
アテネのタイモン (白水Uブックス シェイクスピア全集) [ ウィリアム・シェイクスピア ] 価格:990円 |
『アテネのタイモン』1623年以前
シェイクスピア
アテネの貴族タイモンは、気前よく晩餐会を開いていた。しかし、次第に金庫の中は空っぽになっていく。破産寸前にも関わらず、タイモンは楽観的だった。これまで友人たちを厚遇してきたのだ。金が無くなれば、間違いなく誰かが助けてくれるはず。だが、金を用立ててくれる友人など一人もいなかった。
この作品は「不思議」が多い戯曲です。晩餐会によく来るアルシバイアディーズの友人とは誰なのか?。彼はどういう立場の人間で、どんな罪を犯したのか?。また、タイモンが自然死なのか自殺なのかも分からない。シェイクスピアの戯曲のなかでも、上演の少ない作品。書かれた時期に諸説あり、また、文体や構成などに多くの欠陥があると指摘され、未完という説や、共作説、実験作説などが長らく幅をきかせていました。
タイモンの台詞にある「金貨が人間の価値観を狂わせる」という趣旨の一部は、マルクスがその著「経済学」で引用しています。
なんでも。世の中。
金!金!金!
タイモンは死ぬ。
彼の墓碑銘を読むと、
世の中を(金を)
呪って死んでいったことがわかるのです。
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