お血脈

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お血脈

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善光寺御開帳

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七年に一度の盛儀「善光寺の御開帳」は令和三年に予定されていましたが、コロナ禍で延期となりました。今年、令和四年四月三日〜六月二十九日、期間を一ヶ月延長して開催されます。少しずつですが、長野の街の人たちの気持ちが高揚してきたように思います。街中に素敵なお店が出来るのも、七年に一度の御開帳のサイクルに合わせているようにも思えます。自分は長野市に来てからずっと歴代の回向柱に触れてきました。極楽浄土へ近づいているです。多分ね。・・・午後から代休でしたので、色々考えながら、写真を撮影してきました。その中の一枚、常香炉の手前にある、御線香台の真下の石畳みに正方形の石が組み込まれています。ここが「回向柱」が立つ場所なのです。・・・この知識も極楽浄土への切符になればいいな、って、長野の人は皆知っているか・・・。そして、それらよりも。・・・信州善光寺には、もっと簡単に極楽浄土へ行く方法がある。
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「お血脈」

信濃国の善光寺が舞台となっている古典落語の演目。短いストーリーなので演者がアレンジを加えて、口演時間を様々に調整して演じられます。上方落語の「善光寺骨寄せ」は「お血脈」のストーリーに、歌舞伎の「加賀見山再岩藤」などで知られる「骨寄せ」のシーンを付加したもの。
「お血脈」は善光寺にあるというハンコの名前です。額に押せばどんな人も極楽浄土に行ける御利益がありました。これが流行って困ったのは閑古鳥の鳴く地獄の鬼たち。頭を抱えた閻魔大王は鬼たちを集めて会議を開き、そこで、天下の大泥棒の石川五右衛門を善光寺に送り込み、「お血脈」を盗ませようと考えます。「見事盗んで見せましょう」娑婆へ復活した五右衛門は、善光寺宝物殿に忍び込み、「お血脈」を発見します。・・・が。五右衛門はそれを手にするや、自分の額にぺたん・・・極楽浄土へ。閻魔大王と鬼たちの思惑は外れたのでした。

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