お店:🍚【味のぺん】/

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🍚【味のぺん】

🍚【味のぺん】

長野県長野市鶴賀2373

🍗あんかけチキンかつ定食

夜も営業している定食屋さん。飲み屋さんではなく食堂です。カウンターがありません。そして「飲み」を優先させていないので、味付けが柔らかめになっています。端からメニューを制覇したいくらいに美味しいです。いい感じの食堂。

商店街の食堂というものは「昭和の風」を感じる…この食堂も商店街に馴染んでいて例外なく…と思っていました。ところがこの「味のぺん」は1993年(平成5年)の開業。「昭和を残す平成の風」ですね。しかも、かつては文房具店でした。…それは町から文房具店が消えていく時代です。〈有限会社山上文具店〉は見切りをつけて食堂に業種転換、文房具店の名残を残して店名をペンにしたとのことです。

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1993年は「…」の年だったな…このお店で「自身の時代」を照らし合わせることになる。自身の反応を自身で楽しむ。こころにしまい込んでいる悲喜交々を懐かしむ。そして、ずっと過去へ遡る。小学生にとって文房具店は「夢」の場所。…懐かしいな…。僕は…「夢」の中で生きてはいけなかった。「夢」の外にはもっとつらい世界があった。

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良い夢を見た時は、それを他人に話してはならない。話すと逆に悪運を招く。

良い夢を見ると其日一日の気分が何となく嬉しく愉快になる。反対に悪い夢を見ると何をしても程好く運ばない。人はある程度まで「夢」に支配されている。

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📗『夢の影響』

📗『夢の影響』

与謝野晶子

〈与謝野晶子全集・第一六巻〉

(😌補足・加筆しました)

「小野小町に夢の歌の多いのを見て、小町は特に夢を愛したのだと云ふ説があります…」

💭「夢解き」

平安朝の初め、「伴大納言善男」という卑しい身分の男がおりました。東大寺と西大寺の塔に両足を掛けて立った夢を見て、その事を妻に話すと、妻は「股が裂けるでせう」と言いました。善男は縁起でも無いと思って「夢」から身の吉凶を判断する占術者に占ってもらうと、その占術者は「非常に吉い夢であるが、惜しいかなよく無い人に喋べつてしまつたので、上運に傷が附いた」と云いました。果して善男は次第に好運が続いて大納言までに成り上りましたが、後に應天門の火災事件で失脚して流罪になりました。《宇治拾遺物語》より。

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💭「夢買い」

源頼朝の正妻〈北条政子〉。二人の馴れ初めとして、政子の妹が日月を掌につかむ奇妙な夢を見ました。妹がその夢について話すと、政子はそれは禍をもたらす夢であるので、自分に売るように勧めました。当時、不吉な夢を売ると禍が転嫁するという考え方がありました。妹は夢を売り、政子は代わりに小袖を与えました。政子はその夢が吉夢と知って「夢買い」をしたのでした。《曽我物語》より。

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想うこと

💭✨😴✨💤✨🛏️

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ここ最近の仮説で「生物は眠っている方がデフォルトで、起きている方が特別である」というものがあります。「進化の道筋のどこかで睡眠が生じたわけではなく、生き物はもともと眠っていた。そして、進化の道筋のどこかで、“起きている状態”を進化させた。」(『睡眠の起源』金谷啓久 2024)

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与謝野晶子は筆で答えを見つけたのかもしれない。夢から恋の答えを見つけた小野小町のように。

「人が夢を見て居ると云ふことは眠つて居るので無くて、藝術家としての最も純粹な活動をして居ることに當ると思ひます。」

「人間は誰もまだまだ傳習の夢を見て居て、折々にちよいと目を開いては微かに眞實(真実)の一片を見るのでは無いでせうか」

💭

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お店を出て歩き始める。

いくら目を開いても何も見えない。

…僕はまだ「夢」の世界に生きている。

『味のぺん』さんにて。

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