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序
《序》
かくして私は呟いたのです。
夜は短し、歩けよ乙女。
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暑い日々が続いているからであろうか。気ばかりが焦る。通りの向こうに、覚えのある人影を見る。けれどもその人影は向こうへ向こうへと逃げ去り続ける。私は全く音のない森に入ったかのように呆然と立ち尽くす。ヘンテコ野郎の私は見送る。願わくば輝く黒髪の彼女に声援を。
🩷
空はすでに深い紺色で、微かな夕焼けの名残が、浮かぶ雲をほのかな桃色に染めています。街に橙色の電燈が点々と灯ります。あたりが海の底へ沈んだように暗くなっても、その僅かな明かりを頼りにして、人々は街を歩きながら何かを探しています。ちょうど先ほどの私のように。
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おひとりさまにて、街を歩いています。僕は、引き寄せるものを持っていて「はじめまして」から「いいこと」になることが多々。自然に、偶然にやってくる「いいこと」・・・そんな不思議が続く僕の話を聞いてくれるお店がある。オーナーさんは京都から来た女性で、僕よりずっと年下。
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🍷【ワイン食堂Stand.】
🍷【ワイン食堂Stand.】
長野県長野市南石堂町1279-4(3F)
🍛甘辛カレー(目玉焼き・ラムカツ)
🍞フレンチトースト
🍷ワイン(色々)
🥃ラム酒(XO)
オーナーさんと色々なお喋り。ここにくると京都の街、京都の夜で過ごしているように思う。有名なところではなく、地元の人や学生達に慕われるお店だとして鉄板の音に空想を巡らせる。百鬼夜行や魑魅魍魎、陰陽師が繰り出す京の都の闇の中で、灯りを灯す楽しいお店。
カウンターに浴衣姿のおひとりさま乙女がいました。びんづる踊りが始まるとビルから通りへ。休憩時間にお店に戻ってビール、また開始合図があると、の繰り返し・・・。勝手連に入って踊ってくると。楽しそう。ビールジョッキも持っていけば?、笑っている。
実は、お店のバイトの女の子。オーナーさん(ふみ子さん)が「踊っておいで」とお祭りを楽しませていたのです。僕は「いいこと」に出会えた。なんかね、二人とも可愛かった。けれど、ここまでにしておく。ワインとラム酒を楽しむ。そうですね。夜の街は人を惑わす。とくに今日はお祭りの夜なのだ。気をつけよう。色々と。
「堅く握った拳には愛がないけれども、おともだちパンチには愛がある。」
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📚『夜は短し歩けよ乙女』
📚『夜は短し歩けよ乙女』
森見登美彦 2006
第一章:夜は短し歩けよ乙女
第二章:深海魚たち
第三章:ご都合主義者かく語りき
第四章:魔風邪恋風邪
京都大学と思われる大学や周辺地域を舞台にして、さえない男子学生と無邪気な後輩女性の恋物語を2人の視点から交互に描いている物語。
👦🏻「先輩」
語り手 男性主人公 大学生
1年前から同じクラブの後輩である「黒髪の乙女」に恋をしている。大学や町の至るところで彼女を追い求めるうちに、様々な曲者たちと出会い彼らに振り回されながら、不思議な出来事に巻き込まれていく。
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💙やがて扉の開く音がして、彼女が姿を現したことに気づいた。私は頭を下げた。彼女もぺこりと頭を下げた。この記念すべき瞬間をもって、私は外堀を埋めることを止め、さらに困難な課題へ挑む人間となった。
👩🏻「黒髪の乙女」
語り手 女性主人公 女子大生
物怖じしない好奇心旺盛かつ奔放な性格をしている。言葉遣いは基本的に丁寧語を用いる。酒に強く底無しで、特にラム酒を好む。趣味は読書と映画鑑賞で、幼少の頃に読んだ「ラ・タ・タ・タム」という絵本が好きで、心の指針にしている
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🩷先輩が私に気づいて、笑って頭を下げました。私も頭を下げました。かくして先輩のそばへ歩み寄りながら、私は小さく呟いたのです。こうして出逢ったのも、何かの御縁。
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想うこと
🍸✨🍸✨
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不思議なことで飲み友達になった「黒髪の乙女」がいます。
・・・こうして出逢ったのも、何かの御縁。
僕はいつも「黒髪の乙女」に助けられている。
僕自身をこの小説のなかで例えるなら「東堂さん」です。
感謝の気持ちでお腹がいっぱいになれる幸せ者。
それでもよいのです。僕は「おじさん」「いいひと」なのであって、
「黒髪の乙女」とは「おともだち」なのです。
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“そうしているうちに東堂さんの手が私の胸の界隈へ滑り込んだことに気がつきました。彼は私を揺さぶりながら私のお乳をも揺さぶっているらしいのです”
”たかがお乳の一つや二つ、まあ、お乳は二つしかございませんが”
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僕は、いつか、愛に満ちた「おともだちパンチ」をふるわれるのです。
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