序
《序》
📗『私の自然観』今西錦司
歴史は完結がないように見えながら、つねに一つの完結に向かって、進んでいるかのようです。(中略)けれどもわたしは、それがただちに、人類全体の歴史の終末を意味するものとは、取りたくありません。わたしは、人類はそこからまたかならず再出発するにちがいない、と思いたいのです。
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🍩【NAGMO DONUTS】
🍩【NAGMO DONUTS】
長野県上田市常磐城3丁目7−37
土日営業のお店です。イートインでのんびりと甘いもの。
🍩French cruller
RUM
LEMON
🍵東方美人
台湾茶
(英名Oriental beauty)
真ん中に穴のあいたかわいらしいフォルム。甘くてしっとりしてリッチな味わい。ドーナツの魅力は「童話」の世界でしか伝えられないと思う。そして「NAGMO DONUTS」さんのフレンチクルーラー、ラムやレモンの芳香は「詩」の世界でしか伝えられない。かつて長野市のカフェにて、販売にいらっしゃっていましたね。今回は念願の「揚げたて」「出来立て」をいただくことができました。ありがとうございます。美味しかったです。
ドーナツに「お茶」、この取り合わせは想像をかき立てられる。クリスマスイブも近い日曜日。素敵な時間でした。童話、詩、夢…。少女が王子と一緒にお菓子の国へと向かう物語がある。そこでは、お茶は「中国の踊り」を魅せる…。
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🩰『くるみ割り人形』
🩰『くるみ割り人形』
バレエ作品 1892年初演
作曲:チャイコフスキー
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第一幕
ドイツのシュタールバウム家のクリスマスイブ。クリスマスツリーが飾られた広間に招かれた人々が次々に到着する。クララの名付け親のドロッセルマイヤーがクララに「くるみ割り人形」をプレゼントする。クララは、人形を大切に抱きしめるが、それを見ていた兄のフリッツが人形を奪って壊してしまう。クララが嘆き悲しんでいると、ドロッセルマイヤーが優しく人形を直してくれる。…真夜中、クララはくるみ割り人形のことが気になって寝付けない。時計が12時を打つと、不思議なことが起こり始める。部屋がネズミで溢れ、クリスマスツリーがぐんぐん伸びていく。くるみ割り人形が兵隊人形たちを指揮、ネズミの軍隊と戦闘が開始される。最後はくるみ割り人形とネズミの王との一騎打ちとなる。くるみ割り人形に危機が迫り、クララは思わずネズミの王にスリッパを投げつけ、窮地を救う。ネズミの王と軍隊が退散した後、クララの目の前に立っていたのは、くるみ割り人形が変身した美しい王子であった。一面銀世界となり、雪の精たちが二人を出迎え、優雅に舞う。クララは王子と一緒にお菓子の国へと向かう。
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第二幕
お菓子の国では、二人の為にと、様々な踊りを繰り広げる。チョコレート「スペインの踊り」、コーヒー「アラビアの踊り」、お茶「中国の踊り」、トレパック「ロシアの踊り」、あし笛「フランスの踊り」、キャンディー「ギゴーニュおばさん」。続いて、花のワルツがあり、最後に、金平糖の精が王子と「パ・ド・ドゥ」を踊る。魅惑的な時間は瞬く間に過ぎ、クララはお菓子の国に別れを告げる。
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夢から覚めたクララは、くるみ割り人形をしっかりと胸に抱きしめる。
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想うこと
🍩✨🍵✨🍩
日曜日のドーナツ(フレンチクルーラー)にはアジアンテイストのお茶が合う。
…ドーナツにコーヒーも、もちろん美味しい取り合わせ。
「くるみ割り人形」のお菓子の国、ここではコーヒーは「アラビアの踊り」を魅せる。
…時にコーヒーは強すぎることがある。気持ちも。
…思慕を深めると悲劇的な運命を辿るもの。
⭐️
大きな夜の、星明かりの下で思う。自分はひとりぼっちではない。僕と同じように息をし、同じように運命の星々に弄ばれている数々の存在がある。僕らは、人間は、星座の中の一つの記号にすぎない。大きな「夢」の中に生きているのだ。それなのに、夢を笑う人がいる。子供の夢を笑う人がいる。残忍な猿は進化をしても本質は変わらない。せめて、クリスマスイブだけは。「夢」を笑わないでほしい。…これが僕の「夢」。
🍩✨🍵✨🍩
跋
《跋》
お店に置いてあった本「私の自然観」。著者の今西錦司は、生態研究を出発点とした独自の動物社会学や進化論を掲げ、後の生態学や動物行動学に対して様々な影響を与えました。とても現実的な研究者でした。この本の内容も彼独自の研究理論に基づいて書かれています。手にとって一読しました。この中に、少しだけ今西錦司の「夢」がある。霊長類、つまり自分と同じ人間は「夢」を見ることで幸せになれる。短い付け足しに今西錦司の夢が見てとれるのです。(…日本ウェルズ協会(SF作家〈H.Gウェルズ〉)の初代会長は今西である。)
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