・・・・・
・・・・・
☕️【MIKENEKO STAND】
☕️【MIKENEKO STAND】
🍷ワイン
🥜おまかせ盛り合わせ
ゆっくりしています。
本など読んだりして。
しかも懐かしい本を。
知らなかった。今日(2/22)は「猫の日」で、猫関連で盛り上がるらしい。そんな今日は「雪」が舞う日。街中を歩いてみたけれど「猫」には出会えなかった。寒いからね。猫の名前を冠するお店まで来た次第。…でも理由は、もうひとつ。古すぎて図書館ではなくなっている本を古本屋で見つけた。(ネットであらすじを読むのは簡単なこと…でもそれでは感動が自身に入ってこない)…この本を手に入れたからには、どうしても、このお店に来なくてはならない。ワインを注文する。本を読む。思い出す。…アーケードにあるこのお店。もちろん雨に濡れる心配はない。でも、グラスを傾けながら外を眺めると、微かに粉雪が降りてくるのが見える。屋根の隙間からやってくるのだろう。雪は積もることなく消えていく。「猫の日」に読みたい一冊。
・・・・・
・・・・・
📙『三毛猫ホームズの推理』
📙『三毛猫ホームズの推理』
赤川次郎 1978
〈三毛猫ホームズシリーズの第1作〉
…
「どうしたの?」
彼女は焦々して来た。ー何をぐずぐずしてるんだろう。
「早くしてよ。このままじゃ、風邪ひいちゃうわ。やる気があるのかないのかー」
彼女はポツンと言葉を切った。大きく見開いた目は、ポケットから出た男の手に光る銀色のものを、じっと見つめていた。
🔍
片山義太郎は28歳。ひょろりとした長身で、血を見ると貧血を起こし、女性に近づくとアレルギー症状が出るという冴えない刑事である。彼は、上司であり、亡父の友人でもある三田村繁警視の指示を受け、女子大生殺害事件の被害者が関わっていた組織的な売春を調査すべく、羽衣女子大学へ潜入する。三田村に調査を依頼したのは、文学部長の森崎智雄。彼は学長らの関わる新校舎建築汚職事件の調査も進めつつあったが、第二の被害者となってしまう。片山は、森崎が飼っていた雌猫・ホームズと、ここの学生である吉塚雪子の助けを借りながら、密室殺人のトリックを解き明かす。しかし、その間にも、女子大生殺害は続いていく…。
🔍
裸の死体、女子大学の売春、大学をめぐる贈収賄、密室殺人…。片山の妹・晴美の不倫疑惑、片山と雪子の恋愛…。ショッキングな事件とセンセーショナルな人間模様が連なります。ですが、赤川次郎はこの作品を独特な文体で軽妙に描く。シャーロックホームズ(名探偵)役を「猫」、ワトソン役を「人間」に割り振った設定と、犯人も含め登場人物たちが魅力的であること、重要な伏線と解明する謎。これらが事件の重さや深刻さを感じることなく、最後まで楽しく読めるようになっています。(…そう言いながらも…結末は切ない)
👠
「まあ、何かつかめたの?」
雪子は目を輝かせて、「ね、私もつれて行ってくれない?」「え?いや、それはだめだよ。捜査活動に一般の人を一」「私は特別じゃないの。いいでしょ?」「いや、そんなこと言ってもー」
・・・・・
・・・・・
想うこと
🐈✨👩🎓✨🕵️
「雪」が舞っては…消えていく。僕は、よく街へ出る。そこで街の声を聴いているのです。赤川次郎の世界に浸っていたときに聴いていた街の声を。僕は、主人公の歳をずっと飛び越えているから、憧れの主人公にはもうなれない。…でもね、登場人物にはなれるように思うのです。僕の中身は変わっていないから。街の中では、誰もが登場人物になっていると感じながら、それらの声を聴いている。
(片山の目に涙がふっとにじんできた。慌てて拭うと、不思議そうに見上げているホームズの目に出会って、苦笑する…)
🔍
ひとり飲みの、おひとりさま女子が来た。「SHERRY」が似合う。そう、僕は話しかけたりはしない。もう、いい歳だもの。…赤川次郎作品の登場人物になりたい、刑事になって女子大に潜入捜査をしてみたい、おひとりさま女子と一緒に事件を解明したい…、と妄想しているだけの…。(ポケットから出た男の手に光る銀色のもの…)
『は、犯人…見た…見た…』
『犯人を?何のです?』
🐈
いっそのこと、三毛猫の「ホームズ」になりたい。
…「MIKENEKO STAND」にて。
🐈✨👩🎓✨🕵️
———-
画像







コメント