お店:☕️【珈琲館りんどう】/書物:📘『野菊の墓』(伊藤左千夫)

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☕️【珈琲館りんどう】

☕️【珈琲館りんどう】

長野市南長野西後町610

🌮タコライス

☕️コーヒー付き

暑い月曜日。お昼を大きく過ぎていたのですが、ランチメニューを作っていただきました。タコライス(沖縄発祥の料理)、美味しかったです。ありがとうございます。コーヒーも付いていてお得な気持ち。お目当てのメニューがあったのですが…「養生ヌードル」なるもの。まいサン考案のコラボメニュー。…自身が少し慌ただしくて。またの機会に…そう、「養生」が必要なときに。

このお店「りんどう」に、まいサンの書籍が置いてある。(僕はKindleにて購入) 実体験に基づく、体調不良や、アトピー、頭痛やめまいなどの症状を改善する療法本。具体的な療法が惜しげも無く書き込まれています。救われる人が多いと思う。内外面が輝き出す。詳しくはその書籍をご覧くださいませ。

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「…養生の術は先心気を養ふべし。心を和にし、気を平らかにし、いかりと慾とをおさへ、うれひ、思ひをすくなくし、心をくるしめず、気をそこなはず、是心気を養ふ要道なり…」

《養生訓》 貝原益軒 1712

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身体が改善する時代となりました。身体を良くして心を豊かに。心が豊かになれば身体も…。ですが、まだ次がある。自分のチカラで乗り越えなければならないものがある。…思い出です。それが、ときに僕らの心を沈ませる。奥底の影となる。…タイトルに隠れているけれど「りんどう」が主役の小説がある。

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📘『野菊の墓』

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📘『野菊の墓

伊藤左千夫 1906

「後の月という時分が来ると、どうも思わずには居られない。幼い訣とは思うが何分にも忘れることが出来ない。もはや十年余も過去った昔のことであるから、細かい事実は多くは覚えて居ないけれど、心持だけは今なお昨日の如く、その時の事を考えてると、全く当時の心持に立ち返って、涙が留めどなく湧くのである…」

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矢切の渡しに近い旧家の息子「政夫」は、体調のすぐれない母と暮らしており、従姉の「民子」が看護や手伝いに来ていた。二人はたわいのない遊びで無邪気に接していたが、年頃の男女が親しすぎることから近所であらぬ噂が立った。会うのを制限されたことで、かえって互いに恋心の芽生えを感じるようになる。あるとき、村祭の前日、家の者が総出で野に出ることになり、政夫と民子は山畑の綿を取りに行くよう言い付かった。

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「私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほど好もしいの。どうしてこんなかと、自分でも思う位」

「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」 

「それで政夫さんは野菊が好きだって……」

「僕大好きさ」

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「わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった…政夫さんはりんどうの様な人だ」

「…僕は悦んでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい…」

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想うこと

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「りんどう(竜胆)」は薬用。りんどうの全草は苦く、特に根は大変苦くて薬用になる。中国では代表的な苦味で古くから知られる熊胆よりも、さらに苦いという意味で「竜胆」と名付けられたものといわれる。紀元前、イシュリア(バルカン半島にあった国)の王、ジェンテウスは、領民がペストに苦しめられていたことから山野に分け入り、神に「特効薬を教えてください。」と祈り矢を放った。するとりんどうの根に刺さったことから、これを薬用に用いたという。りんどうの英名「GENTIANA」は、ジェンテウスの名前が由来になっている。

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内外面が輝き出したら、次のステップ。

「りんどう」が、心のお薬にもなればいいのに。

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幽明遙けく隔つとも僕の心は

一日も民子の上を去らぬ。

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