【TORTOISE COFFEE】/『たそがれ清兵衛』

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☕️【TORTOISE COFFEE】

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☕️【TORTOISE COFFEE】

長野県上田市常磐城3丁目7−37

平日 11:00~18:00

土日祝 10:00~17:00

月曜定休

☕️「HARVEST」season blend

まろやかな苦味と優しい果実の風味

アフターに残るカカオの香ばしさと甘み

🧀自家製ベイクドチーズケーキ

仕事で上田市まで。打ち合わせまで時間があったので、コーヒーでも。メニューを見ていると甘いものも欲しくなり。お昼前ですけれど、至福の時間となりました。心の余裕もできたように思います。人が淹れてくれたもの、人が作ってくれたもの、これらをいただくと落ち着きます。嬉しく、そして美味しい。古民家をうまく活用したcafeだと思う。何もかもいい雰囲気です。淹れてくれたのは綺麗な女性。お洒落サンでありながらも、腰からぶら下がっている企業名入りのタオルが似合っていました。可愛い。

こちらのcafeでは「コーヒー豆」を購入することができます。豆でも挽きでも大丈夫。

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「TORTOISE COFFEE」さんは、丸山邸(上田城石垣遺構)の敷地内にあります。

丸山邸は、明治時代に上田のシンボルである上田城跡の石垣ややぐらが売られていくのをみて、残った城跡を私財で買取り、現在の上田市に寄付した丸山平八郎の邸宅です。

ここは2002年に真田広之、宮沢りえが出演した映画「たそがれ清兵衛」のロケ地にもなりました。

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📕『たそがれ清兵衛』

📕『たそがれ清兵衛』

(初出:『小説新潮』1983年9月号)

藤沢周平

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筆頭家老の堀将監は、能登屋と結託して専横を極め、自分に批判的な藩主の交代まで画策していた。行く末を憂う家老杉山頼母は、反堀派を秘密裏に集めていた。

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「堀を無傷で会議の席から帰しては、こちらの負けじゃ」、「さよう、上意討ちにかける」、「さて、あとは誰を討手に選ぶかじゃな」・・・寺内権兵衛が口を開く。「その役目、井口清兵衛に命じられてはいかがかと思われます」、「たそがれ清兵衛という渾名で、一部にはよく知られている男でござります」・・・

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井口清兵衛は、下城の合図と同時に帰宅し、昼間は居眠りをし、夕方になると元気になるという意味で、「たそがれ清兵衛」と陰口をたたかれていた。だが実際は病妻の奈美の介護と奈美の為の炊事に大きな価値を置いていたのである。介護を理由に上意討ちを断わろうとした清兵衛であったが、褒美として療治への援助の約束と、午後六時から介護があるのでその一時間後でもよい、との条件で引き受けることとなった。

堀将監は会議を抜け目なく自派強化の宣伝の場に使っていた。そして能登屋から金を吸い上げればよい、として会議を切り上げようとした。

「お待ちあれ。今一項の不審がござる」

井口清兵衛はまだ姿を見せていないが、ここで会議を散らしてしまえば、反堀派の敗北である。杉山頼母は、堀を弾劾している間に清兵衛が間に合えばと運命を賭けた。寺内権兵衛とすばやく眼を見かわす。時刻はすでに五ツ(午後八時)を過ぎていた。

清兵衛は、まだ来ぬのか。

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想うこと

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コーヒーを飲みながら想う。すれ違いは多くの誤解を生む。

ここの書棚には様々な古本が置いてあります。そのどれかに、答えが、今の自分を救ってくれる言葉がきっとある。(僕はいつもそう思いながら書物を開く。)

小説や映画のようにはいかないけれど、寄り添える人がいたら痛みは和らぐ。

古民家と石垣遺構に思いを巡らせて、窓から大きな木を眺めてみる。

木はいろんな役に立つ。日陰をつくってくれるし、雨宿りもさせてくれる。それに、人生がキツくなった時に、もたれることが出来る。

☕️✨☕️✨

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🕯️✨🕯️✨

井口清兵衛は、手に風呂敷包みを二つ下げていた。ひとつには梨、柿。もうひとつの包みには洗い物と薬が入っている。

鶴ノ木の湯村のはずれ、松の木の下に女が一人立っている。妻女の奈美である。

「ひとりで歩けたのか」

「はい、そろそろと・・・」

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「おまえさま、雪が降るまでには、すっかり元気になるかもしれませんよ。はやく、ご飯の支度をしてさし上げたい」

🕯️✨🕯️✨

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