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お店:🥗【樹庵】(フランス料理店)
書物:📘『日々の泡』(ボリス・ヴィアン)
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「…僕はこうしてお前と一緒にならない前から、何処かの淋しい山の中へ、お前みたいな可哀らしい娘と二人きりの生活をしに行くことを夢みていたことがあったのだ。お前にもずっと前にそんな私の夢を打ち明けやしなかったかしら?…」
「風立ちぬ」(堀辰雄)
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🥗【樹庵】
長野県飯山市飯山愛宕町3064−2
(「飯山市」は長野県の最北に位置する市)
「予約していないのですが、いいですか?」
素敵なお店や良い人との出会い…まわりの景色が雪に埋もれていても…僕の嗅覚は大体が当たる。
🍽️飯山みゆきポークの料理
長野市や信濃町などで「フランス料理」を食することは多々あります。…ここ飯山市でも素敵なお店を見つけることが出来ました。「外は寒かったでしょう」とルイボスティーを出していただきました。ランチのパンは自家製で「多めです。お持ち帰りでもいいですよ」。サラダも美味しいし、メインも美味しかった。また来よう。次回はコースにしてコーヒーやデザートもいただきたい…本物の「フランス料理店」だ…。
フランス料理店にリピートする人は少ない…イタリアンや和食の方が美味しい、と。…これには理由がある。
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フランス料理は基本的に、肉や魚の煮物、ソースなどの調理に砂糖を使わない。日本料理のように甘辛い味付けではなく、素材の旨味、塩味、酸味、ハーブの香りを重視する。甘みは野菜や酒、食材そのものの味から引き出し、甘いものはデザートで提供するという食文化が背景にある。 (中世のフレンチでは砂糖は高級な薬として使用、17世紀頃から砂糖の乱用は味を損なうと認識され、デザート専用の食材へと変化した)…フランス料理は「甘いものはデザートで、料理は素材の味」という明確な使い分けがされていると言える。
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フランスは大きな国。料理の世界でも北部と南部では違いが表れているという。
長野県の北、飯山市の樹庵さんでいただけるフランス料理は、北部の風土と相まって、フランス北部の料理と同じものだと想像できるし、きっと同じなのだろう。
風土が似ていると、国が変わっても似た小説が生まれてくる。これも文学の不思議。
《「風立ちぬ」堀辰雄 1938年刊行》
似ているフランスの小説がある。
どちらも悲痛な恋愛小説。
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📘『日々の泡』
(L’Écume des jours)
〈「うたかたの日々」の日本語題もあり〉
ボリス・ヴィアン
1947
フランス・パリ。働かなくてもいいほどの資産を持ち自由を謳歌していたコランは、純真な心を持つクロエと出会い恋に落ちる。そして二人は友人たちに祝福されながら結婚。しかし幸せに満ちた日々も束の間、クロエは肺に睡蓮が芽吹く奇病に罹る。治療には沢山の花が必要。なにもかも高額なため財産は底をつき、働きに出るコラン。それでもクロエは日に日に衰弱していく。やがて彼らの周囲まで影響を及ぼすまでになる。コランに残されたのは、クロエへの愛だけだった……。
原作映画化
🇫🇷「L’écume des jours」1968
🇯🇵「クロエ」2001
🇫🇷「ムード・インディゴ うたかたの日々」2013
クロエ役は「オドレイ・トトゥ」
「人生は泡のよう。消えないうちに、愛して」
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「樹庵」さん、名前から和食のお店かと思いました…次回に名前の由来を聞いてみよう。フランス料理は好きなのです…そして…素敵なご夫婦でした。
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このフランス料理店は「高橋まゆみ人形館」の近くにあります。…入り口前の歩道でカメラ女子が立ち止まっていました。…あっ、おそらくこのInstagramの世界での知り合いだ…と思ったのですが、もちろん声掛けなどはいたしません。
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僕は死者達を持つてゐる、そして彼等を立ち去るが儘にさせてあるが、彼等が噂とは似つかず、非常に確信的で、死んでゐる事にもすぐ慣れ、頗る快活であるらしいのに驚いている位だ。只お前──お前だけは帰つて来た。
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「この世で二つだけ存在しつづけているものがある。それは可愛らしい少女と一緒にいるときの愛の感覚と、ニューオリンズのデューク・エリントンの音楽である。それ以外のものは消え去ったってかまわない」
「L’Écume des jours」(Boris Paul Vian)
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