お店:☕️【Cafe&Gallery MAZEKOZE マゼコゼ】/書物:📘『オデュッセイア』(Odysseia)

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映画色の街

美しい日々が切れ切れに映る

いつ過去形に変わったの?

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☕️【Cafe&Gallery MAZEKOZE マゼコゼ】

長野市長野長門町1076-2

夏以来。久しぶりに訪れ…吸い込まれました。夏は引き戸が開いていて。外をみている「わんこ」と目があって、そのまま店内へ。出会いがあり、良き時間を過ごすことができた夏の日の思い出。…今日は…「わんこ」は外に出ていました。覚えていてくれているかな。トラウマがあって犬が苦手な僕だけど、この「わんこ」は違う。何歳の「わんこ」だろう。怖がる僕に、いい距離感を保ってくれている。

オーナーさんにご挨拶。二階のギャラリーは今日はお休み。コーヒーを淹れていただいている間に店内と本棚を一覧。よく知る本もあり、僕の思想からずっと離れた本もあり、と退屈しない。この空間自体が別世界であって、違う時空軸に飛んだような気がする。…なので、なのか。…知っている人が入ってきた。…最初はわからなかった。オーナーさんがその方の名前を呼んだので「あっ!」となる。(いつかもこんなシチュエーションがあったな…僕には多々あること)

これは「わんこ」のおかげかも。この瞬間までは「わんこ」。オーナーさんに犬の名前を聞きました。わんこの名前は「レイン」だという。コーギーと柴犬のミックス。…保護犬だったのだと。…なんだか、「レイン」との距離がずっと縮まった。

このマゼコゼの世界に、古代ギリシャの叙事詩がある。20年ぶりに帰還した主人オデュッセウスを、老犬「アルゴス」が唯一見抜き、息を引き取る場面がある。それは忠誠心の象徴として紀元前から語り継がれている。

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Ah 泣かないで memories

千粒の雨の矢たち

見上げながら うるんだ

瞳はダイアモンド

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📘『オデュッセイア』

(ホメーロス)

「ミューズ(文芸の女神)よ、あの中原(なかばら)の、機知に長けた男(オデュッセウス)の物語を、私に語ってください」

古代ギリシャの長編叙事詩。

〈神の呪いを受けて長年さまよった英雄が故郷に帰還し、自分の家にはびこる敵を倒す物語〉

英雄オデュッセウスがトロイア戦争の勝利の後に凱旋する途中に起きた漂泊の物語。オデュッセウスの息子テーレマコスが父を探す探索の旅も展開される。不在中に妃のペーネロペーに求婚した男たちに対する報復なども語られる。

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「イーリアス」とオデュッセイア」はヨーロッパ文学最古の作品。この二大叙事詩は、ともに紀元前八世紀頃に吟遊詩人が吟唱する作品として成立し、その作者はホメーロスと伝承される。紀元前六世紀頃から文字に書かれるようになり、現在の24巻からなる叙事詩に編集された。この文字化の事業は、伝承ではアテーナイのペリクレースに帰せられる。

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古代ギリシアにおいては、ギリシア神話と同様に『オデュッセイア』と『イーリアス』は、教養ある市民が必ず知っているべき知識のひとつとされた。「イーリアス」は典型的な英雄叙事詩。ゆえに死すべきものへの挽歌、賛歌ともいえ、緊張感や悲壮感が漂う。一方の「オデュッセイア」は民話的な海を巡る漂流物語で、近代的、小説的となっている。

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「イーリアス」

王子バリスに誘惑されトロイアへ渡ったヘレネ。彼女の奪還を図って十年続いたトロイア戦争。ギリシャ軍中、第一の英雄アキレウスの怒りという主題を中心に全篇が展開している叙事詩。

「オデュッセイア」

〈オデュッセウスの物語〉を意味するこの叙事詩は、トロイア戦争の後日談。その中核にあるのは世界の文学に広く見られる、長らく不在だった夫の帰国とその留守を守っていた妻を巡る葛藤、夫妻の再会と妻による夫の認知、という物語の型。オデュッセウスという冒険心に富んだ人物の漂流とそれに伴う諸国放浪、遍歴が上記の型によって物語られている。

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「Argos/アルゴス」。主人公オデュッセウスを忠実に待ち続けた伝説上の犬。オデュッセウスがトロイア戦争に赴く以前は猟犬として育てられ、オデュッセウスが戦死したと思われた後は放置されていた。20年ののちオデュッセウスが帰還し、蚤だらけになり肥やしの山の上に横たわっているアルゴスを見つける。老いたアルゴスは主人に近づく力はなかったが、耳を垂らし、尻尾を振ることで喜びを表した。しかし、物乞いとして身分を隠しているオデュッセウスはアルゴスと再会の喜びを分かち合うことはできず、ただ隠れて涙を流した。主人の帰還を見届けたアルゴスは、直後に死んだ。

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🇬🇷✨🐕✨🪽

この世界は、大きな「マゼコゼ」の世界。大河小説、幻想小説、政治小説、哲学的小説、言語学小説、ときには文学を否定するような小説、…各種各様の作品が夥しく並び、それらは迷宮のように難解を極めている。…これこそが「世界」か…この特異な世界の入り口には導くものが前に座っているはず。導きがなければ入っては行けないのだから。

…またね、「レイン」。フラリと来るから…そしてまた僕を導いて。

📝メモ

天王星(Uranus)や海王星(Neptune)では、ダイヤモンドの雨が降っていると考えられているが、海王星の方がダイヤモンドの雨の規模が大きいとされる。

Ah 泣かないで memories

私はもっと強いはずよ

でもあふれて止まらぬ

涙はダイアモンド

🇬🇷✨🐕✨🪽

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