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☕️【狸tanuki cafe & dining】
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9285
🥪B.L.E.Tサンドイッチ
☕️ロングブラック
(こちらに訪れる前に「野沢温泉蒸溜所」へ行きました。長野市内のとあるところで「CLASSIC DRY GIN」をいただいたことがある。一度だけ。)
久しぶりに「狸」さんでのんびりとすごす。ロングブラックを味わえるカフェ。(エスプレッソショット・ダブルショット)。山奥の野沢温泉村でいただけるオーストリアのコーヒースタイル。そしてサンドイッチの本場感も嬉しい。スパイスの使い方が日本のそれとは違う。そして…、テーブルにお店オリジナルの「八幡屋礒五郎」がありました。少し味わう。すぐにわかった。「(あの)GINの味!」…同じ素材が記載されていました。この発見もうれしい。(味覚には自身があるのさ)
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コーヒーと胡椒(ペッパー)は、味や用途こそ大きく異なるものの、多くの共通点を持っている。どちらも赤道直下の国々で栽培され(ときに、同じ農園で隣り合わせに育つことさえある)、果実が青から赤へと色づくと収穫の時を迎える。そして、最も香りを堪能できるのは挽きたての瞬間。歴史を紐解けば、両者は植民地主義や帝国主義の影に翻弄された過去を持つ。その名残は今なお生産や流通の在り方に深く刻まれている。
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ショットを作ってくれたのは、綺麗なお姉さん。ありがとう。
…僕は気をつける。
…こんな「狸」の台詞がある。
…「女に惚れると金がかかつていけねえ」
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📕『お伽草子』
太宰治 1945
短編小説集。「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」4編を収める。
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「あ、鳴つた。」 と言つて、父はペンを置いて立ち上る。警報くらゐでは立ち上らぬのだが、高射砲が鳴り出すと、仕事をやめて、五歳の女の子に防空頭巾をかぶせ、これを抱きかかへて防空壕にはひる。既に、母は二歳の男の子を脊負つて壕の奧にうずくまつてゐる…母をだまらせ、ラジオの防空情報に耳を澄ます。 母の苦情が一段落すると、こんどは、五歳の女の子が、もう壕から出ませう、と主張しはじめる。これをなだめる唯一の手段は繪本だ。桃太郎、カチカチ山、舌切雀、瘤取り、浦島さんなど、父は子供に讀んで聞かせる…
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「カチカチ山」
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〈老婆を残虐に殴り殺した狸を老爺代わって兎が成敗する日本の民話〉
このカチカチ山の物語に於ける兎を《十六歳の潔癖で純真(ゆえに冷酷)な美少女》に置き換えている。対して慘めな敗北を喫する狸は《愚鈍大食な三十七歳の中年醜男》である。狸は兎に恋をしているがゆえに、どんな目にあっても兎に従い続ける。少女は敵討ちという名目で生理的嫌悪を感じている男を虐待し、男は少女の歓心を買いたいばかりに、嫌われてもただ従い続ける。少女の純粋さゆえの悪意と恋する男の惨めさが描かれている。
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〈女性の心にはすべて、無慈悲な兎が一匹住んでいる。男性の心には、善良な狸がいつも溺れかかつてあがいている〉
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…好色の戒めとでもいふものであらうか…十六歳の美しい處女には近寄るなといふ深切な忠告を匂はせた滑稽物語でもあらうか…或ひはまた、氣にいつたからとて、あまりしつこくお伺ひしては、つひには極度に嫌惡せられ、殺害せられるほどのひどいめに遭ふから節度を守れ、といふ禮儀作法の教科書でもあらうか…
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「惚れたが悪いか」と水底に沈む男。それを見送る美少女が、汗を拭いながら美しい風景に微笑を浮かべて物語が閉じられる。
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🦝✨🐇✨🔥✨💦
《…この兎は十六歳の處女だ。いまだ何も、色氣は無いが、しかし、美人だ。さうして、人間のうちで最も殘酷なのは、えてして、このたちの女性である。…愚鈍の男ほど、こんな危險な女性に惚れ込み易いものである…》
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…そうですよね…「太宰治」的な考え方なら…ですけれどね。…憐れは弱く、冷酷は強い…僕は悲しい愚鈍の男ですから、それは明々白々。おそらくは、また、君に於いても。後略。
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《…惚れたが惡いか。古來、世界中の文藝の哀話の主題は、一にここにかかつてゐると言つても過言ではあるまい…》
(ロミオとジュリエット、アントニーとクレオパトラなど)
古来より男女の物語は悲劇。
…「でも愛に生きたわ」…言われてみたい😌
…「いや、愛のために死んだのだ」…言ってみたい😌
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コーヒーの官能的な香りがふわりと立つ、
…「狸tanuki cafe & dining」にて。
🦝✨🐇✨🔥✨💦
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