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🍚【司食堂】
🍚【司食堂】
長野県長野市長野381
🎏スタミナ定食(鯉こく)
大人のお昼ごはん。
善光寺界隈にある普通の食堂「司食堂」さん。こちら「普通」といいながらも「鯉こく」がいただける食堂です。「鯉こく」は長野県の佐久方面で親しまれている郷土料理です。鯉は長野市でも、鯉を置いている専門鮮魚店、またスーパーでも購入できます。ですがそれは自宅調理用。街へ出ていただけるのは、ホテル内の日本料理店とか、旅館、割烹とか。本場の佐久市ではお店も多いのですが、ここ長野市で気軽に、そしてお手頃価格でいただけるのは、「司食堂」さんだけかも。
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さて。「鯉こく」とは。筒状の鯉を味噌で煮た料理。長野県佐久市ではお祝いのときに食べる機会が多い
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《うちの郷土料理》農林水産省のホームページより。
長野県東部に位置する佐久市は、二毛作の難しい佐久平で、水田を利用したコイの養殖がおこなわれている。
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通常、コイは2年で出荷されるが、「佐久鯉」は食用に適する大きさに育つまでに3~4年かかるのが特徴で、千曲川の冷たい流水により身の引き締まったコイは、臭みがほどんどなく脂肪が適度にのった肉質となる。佐久市に伝わる「鯉こく」は、大胆に筒切りにして味噌で煮た汁もの。
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コイは、山国の冠婚葬祭にかかせない魚となっている。お正月によく食べられており、「病気をせず一年健康に過ごせるように」という思いが込められている。コイを大胆に筒切りにして、味噌で煮る。味噌に砂糖を入れる入れない、コイのうろこを取る取らないなど、つくり方は地域や家庭によって様々。
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・・・ぴったりの本がある。
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📗『コイのレシピ』
📗『コイのレシピ』
塚田浩司 2022
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16歳の青春物語。
長野県佐久南高校普通科。授業では使われていない第二理科室。その部屋の片隅には大きな水槽があって、鯉が二匹ゆったりと泳いでいる。「一緒に全日本高校生WASHOKUグランプリに出てほしいんだ」高校生限定で和食料理を競う大会。二人一組。副賞はニューヨーク行き。
💙櫻井潤
老舗料亭の息子。双子の兄「上村宗太」がいる。離婚をして佐久市の実家に戻る母親に同行して櫻井姓となる。成績はトップクラス、部活に入っていないのに体育で大活躍、自称デキる男。
🩷瀬野綾音
ダンス好き女子。父親と二人暮らし。オーディション番組に出演し、有名になるが落選した。毎日自分でお弁当を作っている。「もし新時代ガールズグループ「東京少女」に選ばれていたら」
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大会優勝を目指す二人はレシピの試行錯誤を繰り返す。さらに綾音にいたっては、見栄えのする包丁使いを練習する毎日が追加される。綾音はダンスグループのオーディションと変わらないな、と思いながら次第に楽しむようになっていく。ある夜、帰宅した綾音に父親が話す。「鯉こくが食べたいな、(亡くなった妻)順子はよく作ってくれたよ」。遺品の中を探す綾音。母親の順子は「鯉こくのレシピ」を残していた。二人で佐久市の和食店「ラスボス」を訪れ、鯉料理を味わう。オーナーの池亀さんへ美味しさの感動と、さらに自分たちの目的を告げた。後日、綾音のスマホに潤からラインが届く。「一週間修行する。綾音は包丁使いの練習しといて」
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書類選考突破。
決勝大会へ進む。なんと、潤の兄、上村宗太のチームも勝ち上がっていた。審査委員長は上村光弘(潤と宗太の父親である)調理時間は六十分、延長調理は認めない。調理は特設キッチンにて四チームずつ交代制で使用する。一度きりの本番が始まる。「長野県佐久南高校普通科、鯉人倶楽部、櫻井潤さん、瀬野綾音さんです」
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あとは母のレシピを基にした鯉こくだ。そろそろいい頃合いだ。綾音はオタマで汁をすくいお猪口に注ぎ味見した。
「どう?」
すべての作業を終えた潤が綾音の顔を覗き込んだ。
「完璧」
紛れもなく母の味だ。
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櫻井潤が瀬野綾音を誘った理由のひとつ。
綾音は見えない力を持っている。
二人になれば、それは。
「コイのチカラ」
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想うこと
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今日の「コイのレシピ」はずっと前にメモとして書き留めていました。佐久市で食した時に書き込めたらいいな、とか思っていてそのまま。二年寝かせていた。何も起きなければ、ただのメモ。じゃあ、なぜ今日に?
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善光寺界隈の青空の下で。
ガイドさんの「牛に引かれて」の言葉が聞こえたから。
仕事の予定で今週末に佐久市へ行くから。
「司食堂」さんのメニューに「鯉こく」を見たから。
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この小説の登場人物のモデルなった女性に。
出会ったことを、長くて短い会話をしたことを。
お参りをした時に、ふと思い出したから。
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なんとなく見えないチカラを感じたから。
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🎏✨🎏✨🎏
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