☕️【The Hijiri Hive】/📔『更級日記』

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☕️【The Hijiri Hive】

☕️【The Hijiri Hive】

長野県東筑摩郡麻績村麻3829-6

🍛酒粕チキンカレー

☕️ホットコーヒー

🫐Boy Bait

ブルーベリーパウンドケーキにシナモンの効いたクランブルがのったアメリカンケーキ。男の子の胃袋をつかむという可愛い名前。

麻績村にあるお店。時間がずれましたが、美味しいカレーをいただくことができました。そして美味しいケーキと美味しいコーヒー。初訪問ですが少しばかりお話しをさせていただいて。そして軽やかに笑顔になりまして。とてもいい時間。いいお店です。訪れて良かったです。いつか暗い時間にも訪れてみたい。

「The Hijiri Hive」さん、住所に「麻」の文字が2つ。お店の名前に入る「HIVE」の意味は〔ミツバチの群れのように〕集まっている群衆、活動が活発な場所…。

「麻績宿」(善光寺街道)

「麻績」の地名は平安時代中期に作成された辞書『和名類聚抄』に記載されています。この地は古代より「おみ」と呼ばれ知られていました。麻を細かく裂いて撚り合わせて糸にすることを「うむ」といい、それを職とする人を「おみ」という。麻に関した人々がこの地に住んでいたものと思われます。麻績宿から次の稲荷山宿までは3里と距離があったため、旅籠は29軒と多く、活発に栄えていた宿場でした。

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我が心

なぐさめかねつ

さらしなや

姨捨山に照る月をみて

《『古今和歌集(905)』詠み人しらず》

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姨捨山は東国最大の歌枕(歌によまれた名所)として知られています。古今和歌集のこの歌によって「更級」や「姨捨」が都でも有名になり、以後、この二つの歌枕の地が、信濃を詠んだ歌の四割を占めるほどになりました。この歌枕の里については諸説ありますが最も有力なのが麻績の地です。この歌に影響を受けた平安時代の女流作家がいます。

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📔『更級日記

📔『更級日記』

菅原孝標女

作者13歳の1020年から、52歳頃の1059年までの約40年間が綴られている。全1巻。『蜻蛉日記』『紫式部日記』などと並ぶ平安女流日記文学の代表作のひとつに数えられる。藤原定家自筆による『更級日記』の写本は国宝に指定(2023/6/27)。書名の「更級」(更科)は、作中の「月も出でで闇にくれたる姨捨になにとて今宵たづね来つらむ」の歌が、『古今和歌集』の一首を本歌取りしていることに由来すると言われている。作中に「更級」の文言は無い。

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あづま路の道の果てよりも、なほ奥つ方に生ひ出でたる人、いかばかりかはあやしかりけむを、いかに思ひはじめけることにか、世の中に物語といふもののあんなるを、いかで見ばやと思ひつつ、つれづれなる昼間宵居などに、姉継母などやうの人々の、その物語、かの物語、光源氏のあるやうなど、ところどころ語るを聞くに、いとどゆかしさまされど、わが思ふままにそらにいかでかおぼえ語らむ、いみじく心もとなきままに、等身に薬師仏を造りて、手洗ひなどして、人まにみそかに入りつつ、「京にとく上げたまひて、物語の多くさぶらふなる、あるかぎり見せたまへ」と、身を捨てて額をつき祈り申すほどに、十三になる年…

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源氏物語』の世界に憧憬しながら過ごした少女時代、度重なる身内の死去によってみた厳しい現実世界、子供たちが巣立った後の孤独、そして次第に深まった仏教傾倒までが、平明な文体で描かれている。

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想うこと

☕️✨🪭✨🌙

菅原孝標女は平安文化の全盛期に生を受け、成長とともに平安朝の栄華が少しずつ崩れてゆくのを経験している。思い出に感傷の涙を流し、それが、わびしい自己を支えている。

「風立ちぬ(1936)」の作者、堀辰雄が同じ時期に発表した「更級日記など」(1936)にこう書き残している。「…「更級日記」などが隨分好きです。理由と云つても別にありませんが、彼女の小さな夢を彼女なりに切實に生きたらしい、この「更級日記」の作者などが、何となく僕には血縁のあるやうな氣がするからです…」

😔僕も堀辰雄と同じ気持ちを持つ。好きなのです。過去の愛惜…。後ろ向きの感傷…。けれどもここでは軽井沢と違って、涙を流すことはない。「歌枕」が僕を支えてくれるように思うのです。

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すぐそばにある「聖高原駅」は、1900年開業から1976年まで「麻績駅」でした。「麻績」の名を冠していました。この地は「麻績のほう」と呼ぶ人が多い一方、新しい世代の人は「聖(ひじり)」のほう」と話したりします。

…この地が「聖(hijili)となった経緯は(…前向きの感傷?)

…堀辰雄は「聖家族(1930)」という「聖」を冠する作品を書いている。

その話は…またいつか。

☕️「The Hijiri Hive」さんにて。

☕️✨🪭✨🌙

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