普通の食堂La/La courbe de tes yeux

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普通の食堂La

普通の食堂La

長野市権堂町2228-12

普通の食堂 La(ラ)
普通の食堂 La(ラ) · 〒380-0833 長野県長野市鶴賀権堂町2228−12
★★★★☆ · レストラン
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普通の日の、普通のランチでお邪魔しました。

「オム炭火焼豚バラ丼」

チカラをつけようと「ライス大盛無料!」でお願いしました。

炭火焼豚が香ばしく焼き上がり、脂が滴ります。

お酒があれば、一気に夜のメニューになりそうな。

オムの部分、必ず美味しく仕上げるという

「使い込まれたフライパン」の気持ちを感じました。

美味しくいただきました。ありがとうございます。

女性は、ライス少なめが良いかも知れません。

「10年前なら、軽くいけた。」という声が聞こえてきそう。

長野市権堂町のアーケードからほんの少し小路を入った所にあります。

元は夜のお店だったそうです。リノーベーションされて、普通の食堂。

内装が変わり、カウンターも取り替えられ、ピアノも入りました。

でも、どこか郷愁があり、センチメンタルな空気を感じます。

天井に、愛する女性の思い出が刻まれているからかも知れない。

フランス語で『La』(ラ)は女性名詞に使われる定冠詞。

(・・・男性名詞には『Le』(ル))

時間は、大事な愛の思い出を「心」の中から奪っていく。

全てを失いたくない。

ほんの少し「悲しみ」でもよいから、掴んでいたい。

だから、年月によって少しやつれた建物、

天井の「しみ」や「模様」にさえ、

失ったものが微かに残されていないか、と探してしまう。

・・・・・ぼくがいままでのことを覚えてないとしたら

・・・・・それは君の目がぼくを見ていなかったせい

La courbe de tes yeux

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「君の瞼の曲線」” La courbe de tes yeux ” 

🖌ポール・エリュアールPaul Éluard)

詩集「苦悩の首都」 “Capitale de la douleur ” 1926

La courbe de tes yeux

La courbe de tes yeux fait le tour de mon coeur,

Un rond de danse et de douceur,

Aureole du temps, berceau nocturne et sur,

Et si je ne sais plus tout ce que j’ai vecu

C’est que tes yeux ne m’ont pas toujours vu.

君の瞼の曲線がぼくの心に円を描く

踊りの輪のようにやさしい輪

時のきらめき 眠りのゆりかご

ぼくがいままでのことを覚えてないとしたら

それは君の目がぼくを見ていなかったせい

「悲しみよ こんにちは」A peine defiguree

「悲しみよ こんにちは」A peine defiguree

悲しみよ さようなら

悲しみよ こんにちは

お前は天井の線の中に書き込まれている

お前は愛する人の目の中に書き込まれている

お前は悲惨さなんかじゃない

どんな貧しい人でもお前の名を口にするのは

微笑みながらだ

Adieu tristesse

Bonjour tristesse

Tu es inscrite dans les lignes du plafond

Tu es inscrite dans les yeux que j’aime

Tu n’es pas tout a fait la misere

Car les levres les plus pauvres te denoncent

Par un sourire

詩集 “La vie immediate 1932” に収録

フランソワール・サガン「悲しみよこんにちは」のタイトルは

ポール・エリュアールのこの詩の一節から引用されたものです。

普通の食堂La 画像

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